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研究所かよ [雑文]

 子供の頃、「○○研究所」って言うのに憧れていた。なんのことはない、アニメのマジンガーZに出てくるのが「光子力研究所」。ゲッターロボに出てくるのが「早乙女研究所」。つまり、「研究所の人たちはみんな頭良くてスーパーロボットを作っちゃうんだ、かっこいいな」と思っていたのだ。この傾向は大人になっても続き、何を研究しているのか知らなくても、とりあえず「○○研究所」という看板には、今でも弱かったりする。

 そういえば、大学の頃、「鉄道研究会」とか「オーディオ研究会」とか「フランス料理研究会」などなど、「○○研究会」という名前のついたサークルがたくさんあった。研究という言葉を使うと、なにやら高度なことをやっているような気がするが、さにあらず。ようするに「○○」の好きな連中が集まって、わいわいがやがや話をしているだけである。でも、こういう看板をつけたくなる気持ちはよくわかる。確かに「彼らなりに」研究をしているのだから。

 勉強と研究はどう違うかを考えてみた。
1. 日本語を勉強する。
2. 日本語を研究する。
この二つの文からイメージされる姿は全く違う。
3. コンピュータを勉強する。
4. コンピュータを研究する。
同じようなものである。

 勉強というのは、人の作ったカリキュラムや文献(つまりテキスト)の内容を理解して、それに自分を慣らしていく訓練であろう。これに対して、研究というのは、テキストなんか決まっていない。自分の興味によって、自由に調査し、見聞を広めて行くことである。その研究成果に価値があって、人がそれにお金を払ってくれるなら、プロの研究者になれる。でも、プロにならなくても、自分の興味あることを自分で調べたり考えたりして、自分なりの考えを持っているなら、それはそれで研究なのだ。

 「勉強」は、必ずしも好きになれるとは限らない。しかし、少なくとも「研究」はアマチュアに限って言えば、楽しいはずである。なぜって、自分の好きなことを自分の意思でやっているわけだから。

 さ~て。研究所も作ったし、研究やろう!
(なお、研究所の名前は「湘南キット研究所」でありますが、テーマを限定するつもりはありません。でもキットにはこだわりがありますので、そういう名前にしました)


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