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セスナ150(9) [キット]

 紙張りが完成した。

 紙を張るときに快感あり。紙を貼ったばかりの状態は、紙がたるんでいたり、しわが寄ったりしているが、これに霧を吹いて乾かすことで、紙が収縮を起こしてぴんと張った状態になる。これが快感だ。特に翼端なんかは3次元的な曲面になっていて、貼るのに苦労したが、これに霧を吹くと、紙の形状が、骨組みの形状に忠実に習う。こういう部分には幾何学的な美しさを感じる。

 残念ながら、一箇所、しわのとれない部分があった。胴体の前の部分。これは、いじりすぎるとおかしくなりそうだったので、このままにすることにした。

 さて、ここから先は、塗装に入る。塗装することによって外観を美しく仕上げるのと同時に、紙に強度を増す。


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コメント 4

くるみ

ひぐらしさん、こんにちは♪
前回の作品と違い、今回は『和』を感じました。
なんとなく思ったのは障子張り。もちろん自身ではやったコトはないのですが、この原理と同じなのかも、と読みながら想像してしまいました(*^^*)
また骨組みに沿う美しさは、もう紙というより布のような質感、建造物などで鉄骨と布系の素材を上手く組み合わせてアートを醸し出しているようなのも髣髴とさせますね。
by くるみ (2006-07-11 10:01) 

ひぐらし

くるみさん、こんにちは。障子張りの件は、その通りです。紙は塗らすと伸びて、乾くと縮む性質がありますが、製紙された状態のものをぬらしたとき、乾くとどういうわけか、もとの大きさよりもほんの少し小さくなるようで、この性質を利用して、ぴんと張った状態を作ります。
 そういえば、和の雰囲気のインテリアで、ランプフードなんかをこういう作り方してるの、ありましたよね。
by ひぐらし (2006-07-12 23:22) 

サンキュー

わっw゜O゜w ビックリ☆☆☆
こんな立派な風情のあるセスナだったなんて!!!
芸術的すぎますよ。
by サンキュー (2006-07-15 03:57) 

ひぐらし

サンキューさん、こんにちは。風情だなんて・・・。この状態から塗装をしますので、風情はあっという間になくなります。でも、この状態を褒められると、「もしかしてこのまま飾っておいた方がいいのかな」なんて気もしてしまいますね。
 でも、飛ばすためには、やっぱり塗装が必要です。書道の半紙のままではあまりにも弱いので。
by ひぐらし (2006-07-15 12:07) 

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