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「カウンタック」という漫画 [雑文]

 クルマのプラモを作っていて、調べものをしているときに「カウンタック」で検索したところ、クルマそのものの項目の他に「梅澤春人の漫画」という項目を見つけた。スーパーカーブームでカウンタックに憧れた主人公が、失恋してヤケをおこしていたとき、25年前の自分から手紙が届いた。「25年後の僕は社長になってランボルギーニカウンタックを買って夢を叶えていると思います」と書かれてあり、夢を追うことを決意する。そこで、カウンタックを譲るという人が現れて・・・。という筋書き。面白そうだから買ってみることにした。アマゾンでとりあえず10巻まで注文。

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 昔、スーパーカーブームというのがあった。スーパーカーという呼び方も「すごいクルマ」という日本語をそのまま英語にしたような、和製英語の典型だと思うが、要するに普通の国産車をはるかに凌いだ高性能車を指した言葉らしい。よく覚えているのがスーパーカー消しゴム。僕が小学校6年生の頃(1975年)だった。イタリアやドイツのスーパーカーをかたどった消しゴムをみんな持っていた。その中で特に人気があったのがカウンタック。イタリアのランボルギーニのクルマだった。いかにも速そうなデザインで、とにかくカッコよかった。

 さてこの漫画。すごいすごい。スーパーカーが次から次へと登場し、ウンチクたれまくり。そしてライバル達が主人公のカウンタックとバトルを繰り広げるのだ。しかも面白いことに各巻の巻末には「20代のためのスーパーカー講座」という記事までついていて、若い世代のために、作中に登場したスーパーカーを解説している。梅澤春人氏は1966年生まれ。僕と同世代だ。

 自分は就職してエンジニアになった時点で夢を叶えたつもりでいた。しかし昔抱いた「こんなクルマに乗りたい。こんなバイクに乗りたい」という願望にまで「夢」という言葉を拡張して考えるなら、まだ叶えていない夢はあるのだということに気づかされた。なんだか、まだまだやるべきことがあるような気がしてきた。う~~ん。ヤバい漫画を読んでしまったような気がする。(笑)昔から相場は決まっている。女の子は宝石に憧れ、男の子は乗り物に憧れる。

夢? 願望? それとも煩悩? 人によって捉え方は様々だろうけど。
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