SSブログ

ホークⅢを作る(6)フロントフォークその1 [HAWKⅢを作る]

問題点3 フロントフォークの形状がおかしい
**********************

 通常、オートバイのフロントフォークには、サスペンションが組み込まれている。下側の太いシリンダーの中に、上側の棒をを挿入してスプリングで受け、ショックを吸収する。この機構はテレスコピックサスペンションと呼ばれていて、ほとんどのオートバイが採用している形式である。テレスコピックとは「テレスコープ(望遠鏡)のような」という意味だ。望遠鏡の鏡筒の伸縮に似ているから、このように呼ばれるのだろう。

 さて、下の写真は、昨年の9月に栃木の「ツインリンクもてぎ」のホンダコレクションホールで撮影した、ホークⅢのフロントフォーク部分である。矢印をつけた黒い部分は、ゴミが機構の中に入らないためのゴムで出来たシールリングである。
1.jpg

 これに対して、キットのこの部分の写真は下の通り。このシールリングの形がダラダラしているのがわかると思う。
2.jpg

 あまりにもひどい造形である。機械に見えないのだ。機械ってのは、直線は直線、円弧なら円弧で、もっと形状がきっちりしているものだろう。この部品は機械というよりも、むしろ植物の茎みたいにみえる。形状がダラダラしているものだから、塗り分けもできない。

 こんなにだらしない形は放置できない。しかし補修しようにも、他の部分と一体で成形されているから、非常にやりにくい。もう全面的に作り直すことにした。真鍮のパイプをホームセンターで買ってきて、切って形を整えて半田付けする。下は作業の途中。太いパイプが直径4mm、細いパイプが直径3mm、一番細い棒は直径1mmである。
3.jpg
4.jpg

 細かくて難しい作業なので、集中力が続かない。次回に続く。
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。