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温度計付き てんぷら鍋 [雑文]

 先日、一緒に山登りに行ったN添さんは、なぜか毎年、暮れになるとお歳暮を贈ってくれる。お歳暮ってのは普通「昔お世話になった人に贈るもの」である。僕はN添さんに特別お世話をした覚えはない。(もともとはフルートを同じ師匠に習っていた仲間だった) にも関わらず、毎年忘れずに贈ってくれる。それがなぜか恒例になってしまい、最近は何の不思議もなく、もらうことに慣れてしまっている。

 住むところが離れてしまっているが、おかげで長い付き合いが続いていて、山登りも一緒にできた。たまに一緒に飲んだりもするし、マラソン大会に付き合ってもらったりもした。もともと僕は、用がなければ電話もメールもしない人間である。いや、そもそも男性とは、そういうものではなかろうか。女性の友人同士のようにマメに連絡を取り合おうとはしない。だから、こういうマメな友人がいるのはありがたいことなのだ。

 さて、そのお歳暮だが、毎年、独身の僕にすぐに役に立つような、乾物とか瓶詰めとかの食べ物をよく贈ってくれていた。でも今年は、僕が料理に凝り始めたのをみて、どうしてよいやらわからなくなったらしく、ギフトカタログを贈ってくれた。その中に、いいものを見つけた。温度計付きのてんぷら鍋。「ををを!!! これはいい!」さっそくハガキを出した。

昨日それが届いた。まずは全体像。
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温度計。外見から明らかに金属の熱膨張を利用したメカ式である。汚れやすくて、しかも高温という厳しい環境の温度測定にはこういう素朴なローテクが威力を発揮するのだ。(先日の灯油ストーブもそうだったが僕はローテクは結構好きだ)
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この温度計を鍋の穴に挿して使う。
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先端は鍋の底から1cmくらいの位置に来る。今まで使っていた温度計は手で持っていたから先端の位置決めが難しかった。しかも熱くて長時間持っていられなかった。これは助かる。
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 下は使用中の図。指針が185℃を指している。
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 レパートリーの鶏の唐揚げの完成。しかも今回は骨付き肉だ。
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*****
【余談】
 実は、揚げ物をするときの油温監視システムなんてのを作ろうかと考えていた。温度測定用の安いサーミスタを秋葉原に行って物色したが、みんな温度が100℃以下のものばかりだった。お店でメーカーのカタログが閲覧できたので調べてみたら、もっと高温が計れるタイプは有るには有るらしいが、秋葉原の小売店では扱っていないらしい。
 一般に、てんぷらの油の温度はどう測るかというと、市販の安全装置等では、この温度領域なら熱電対(サーモカップル)を使っていると思われる。シース(鞘)に入った製品(素子)を調べてみたら、値段は数千円。サーミスタよりだいぶ高い。まあ買えない値段ではないけど。油温監視システムは来年の楽しみにしておこう。

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コメント 2

N添

いやぁ、役に立った様で良かった^^
これでも元油屋。
何となく因縁を感じるよ。

昔使っていた温度計は熱電対と水銀温度計だったけど、やはり特殊だったのかなぁ・・・--;
by N添 (2012-01-01 02:50) 

ひぐらし

N添さん、こんにちは。油のことについては、もと油屋さんに聞きたいことが実はたくさんあるのですよ。減量しなければならないのに、炒め物と揚げ物が大好きな人間としては、油のことが気になって仕方がないのです。いずれ、近いうちに質問を送りますので、よろしく。
by ひぐらし (2012-01-07 21:25) 

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