三浦マラソン(3) [マラソン]
つづき)
【感想、膝の症状など】
昔の記事を調べたところ、現在のように生活にランニングを取り入れたのは、2009年の10月だった。当時は、ランニングとは全く無縁な生活をしていて、最初はわずか5分走ることも出来なかった。
最初に出たレースは2010年三浦の10kmだった。この頃10km走るということは僕にとってはものすごいことに思えた。しかし現在ではさほどの大事ではなくなっている。これは「速く走れる」という意味ではなく、「精神的な重圧がなく普通のこととして出来る」という意味である。(ただし一般的な10kmレースの制限時間が70分程度だからこのように言えるのであって、これが50分だったら話は別である)
この最初のレースの後、「一年後にハーフを走ろう」という目標を立て、1年後に実際に出たが、10分オーバーに涙を飲んだ。今年、ようやく2年越しの目標を達成した。
「10km走れたらハーフを走れたのと同じだよ」と言う人が結構いる。かなりいい加減な話だと思う。何の根拠もない。とりあえず僕の場合、1年目はこれは当てはまらなかった。たぶん10kmを必死で走っているうちはハーフは走れないのだ。「10kmなんか普通だ」と思えたときにハーフが走れるようになった。ならばハーフを必死で走っているうちはフルは走れないのだろう。「ハーフなんか普通だ」と思えたとき、フルがようやく走れるのかも知れない。
ところで、今回ハーフを完走して、新たな課題が浮上した。膝の弱さである。この痛み、実は経験がないわけではない。軽いのは今までもあった。しかし、こんなにひどいのは初めてだった。今回は練習と本番の合計で、一週間おきにハーフの距離を3回走った。そして膝への負荷が練習のときから蓄積し、ちょうど本番で限界が来た格好になった。
ここでちょっと、今回経験した膝の痛みの症状をまとめてみる。いわゆる「ランナー膝」というものらしい。太ももから膝の外側に繋がっている筋肉のオーバーワークが原因だそうだ。確かに膝の外側に痛みの中心がある。
0) 練習時
21kmを初めて走った翌日、軽い痛みがあったが1日で終わった。2回目の練習の後は痛みの回復に2日かかった。
1)大会当日から翌日
当日は、走り始めてすぐに痛みが始まった。ランニング終了時は立っているのがやっとだった。帰宅したあとで寒気がしたので体温を測ったら37℃程度の微熱があった。翌日は下記の通り。
・階段の下り: 痛くて左膝を曲げられない。右も同様だが痛みが比較的軽いので、右足に頼って下る。手すりが必要。
・階段の上り: 下りと同様に左膝を曲げられず右足に頼る。ただし下りのときほど深刻ではない。痛みに耐えながら両足を使うことはできる。手すりが必要。
・通常の歩行: 左膝は棒のように伸ばしたまま。右足に頼って歩く。
2)2日目
痛みはだいぶ引いた。 レース直後の痛みを10としたときに右足は2、左足は6くらい。快方に向かっていることははっきり自覚できたが、今後のため、何が起こっているのかを知りたかったので病院で診察を受けた。結果、レントゲン写真では異常が見当たらないと言われた。「軟骨が磨り減っている」と言われるのが怖かったが安心した。あとは一般的な「ランナー膝」の知識とだいたい同じことを言われた。
3)3日目~4日目
通常の歩行も階段の昇降も全く問題無いレベルになった。左に痛みがかすかに残っている。
4)5日目
完治した。
*****
さあ、回復したのはいいが、補強しておかないと、また同じことが起こるはずである。それでは次のステップ(フルマラソン)に進めない。補強には自分の年齢を考慮してじっくり取り組もうと思う。膝を距離に慣らしていかなければならない。慎重に慎重に。
下の写真はオールスポーツで公開された写真。ちょっと高いけど注文してしまった。初めてハーフを完走した記念に。
(おわり)
【感想、膝の症状など】
昔の記事を調べたところ、現在のように生活にランニングを取り入れたのは、2009年の10月だった。当時は、ランニングとは全く無縁な生活をしていて、最初はわずか5分走ることも出来なかった。
最初に出たレースは2010年三浦の10kmだった。この頃10km走るということは僕にとってはものすごいことに思えた。しかし現在ではさほどの大事ではなくなっている。これは「速く走れる」という意味ではなく、「精神的な重圧がなく普通のこととして出来る」という意味である。(ただし一般的な10kmレースの制限時間が70分程度だからこのように言えるのであって、これが50分だったら話は別である)
この最初のレースの後、「一年後にハーフを走ろう」という目標を立て、1年後に実際に出たが、10分オーバーに涙を飲んだ。今年、ようやく2年越しの目標を達成した。
「10km走れたらハーフを走れたのと同じだよ」と言う人が結構いる。かなりいい加減な話だと思う。何の根拠もない。とりあえず僕の場合、1年目はこれは当てはまらなかった。たぶん10kmを必死で走っているうちはハーフは走れないのだ。「10kmなんか普通だ」と思えたときにハーフが走れるようになった。ならばハーフを必死で走っているうちはフルは走れないのだろう。「ハーフなんか普通だ」と思えたとき、フルがようやく走れるのかも知れない。
ところで、今回ハーフを完走して、新たな課題が浮上した。膝の弱さである。この痛み、実は経験がないわけではない。軽いのは今までもあった。しかし、こんなにひどいのは初めてだった。今回は練習と本番の合計で、一週間おきにハーフの距離を3回走った。そして膝への負荷が練習のときから蓄積し、ちょうど本番で限界が来た格好になった。
ここでちょっと、今回経験した膝の痛みの症状をまとめてみる。いわゆる「ランナー膝」というものらしい。太ももから膝の外側に繋がっている筋肉のオーバーワークが原因だそうだ。確かに膝の外側に痛みの中心がある。
0) 練習時
21kmを初めて走った翌日、軽い痛みがあったが1日で終わった。2回目の練習の後は痛みの回復に2日かかった。
1)大会当日から翌日
当日は、走り始めてすぐに痛みが始まった。ランニング終了時は立っているのがやっとだった。帰宅したあとで寒気がしたので体温を測ったら37℃程度の微熱があった。翌日は下記の通り。
・階段の下り: 痛くて左膝を曲げられない。右も同様だが痛みが比較的軽いので、右足に頼って下る。手すりが必要。
・階段の上り: 下りと同様に左膝を曲げられず右足に頼る。ただし下りのときほど深刻ではない。痛みに耐えながら両足を使うことはできる。手すりが必要。
・通常の歩行: 左膝は棒のように伸ばしたまま。右足に頼って歩く。
2)2日目
痛みはだいぶ引いた。 レース直後の痛みを10としたときに右足は2、左足は6くらい。快方に向かっていることははっきり自覚できたが、今後のため、何が起こっているのかを知りたかったので病院で診察を受けた。結果、レントゲン写真では異常が見当たらないと言われた。「軟骨が磨り減っている」と言われるのが怖かったが安心した。あとは一般的な「ランナー膝」の知識とだいたい同じことを言われた。
3)3日目~4日目
通常の歩行も階段の昇降も全く問題無いレベルになった。左に痛みがかすかに残っている。
4)5日目
完治した。
*****
さあ、回復したのはいいが、補強しておかないと、また同じことが起こるはずである。それでは次のステップ(フルマラソン)に進めない。補強には自分の年齢を考慮してじっくり取り組もうと思う。膝を距離に慣らしていかなければならない。慎重に慎重に。
下の写真はオールスポーツで公開された写真。ちょっと高いけど注文してしまった。初めてハーフを完走した記念に。
(おわり)
良い写真だね^^。
20㎞走れるのは驚きでしかない。
フルマラソン目指してがんばれ!
by MadScientist N添 (2012-03-12 08:24)
N添さん、こんにちは。オールスポーツで公開された僕の写真は10枚ほどありましたが、その中で良いのを選らんだのがこれです。帽子とサングラスで顔を隠して、それでもたった一枚。良品率10%です。
by ひぐらし (2012-03-16 00:28)