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ラジオ音響技能検定試験の話(3) [ラヂオ]

(下の写真は、今回の検定試験で、回答にちょっと迷った問題を抜粋してみたもの。読者の方で覚えのある方、考えてみて下さい。一瞬、あれ?って迷いませんか? 回答は文末で。)

問題.jpg

***
(つづき)
 さて、「カッコイイ技術者のライセンス、技能検定資格も取れるゾ!!」の、技能検定資格というのが、他ならぬ「ラジオ音響技能検定試験(文部省認定)」だった。つまりラジオ工学講座を修了してこの検定試験に合格すれば、その人が技術を持っていることの証明になる。ちょうど飲食店が調理師免許、床屋さんが理髪師免許を店頭に掲げるように、昔のラジオ屋さんも、「ラジオ音響技能検定○級」の証書を店頭に掲げていたのかも知れない。

 僕は当時、アマチュア無線の免許をとろうとは思わなかったが、ラジオ音響技能検定試験の方は、非常に興味をそそられていた。しかし、やはり縁がなく、受験しないまま時間が過ぎてしまった。

 このブログを始めて以来、昔できなかったラジオのリベンジをやったりしているうちに、この検定試験のことを思い出した。これも青春の忘れ物である。ネットで調べてみると、「文部省認定」ではなく、「文部科学省後援」という位置付けになり、検定も「国際文化カレッジ」という法人が主催している。やはり時代が変わっている。この検定試験もいずれ無くなってしまいそうだと思い、今のうちに受験しておこうと思い立った。

 4級から1級まである。1年に一回、1つの級を受ければ、4年楽しめる。ということで今年はまず4級を受けてみることにした。試験日は、2014年11月18日。場所は蒲田の日本工学院という専門学校。級からして、もしかしたら子供ばかりなんじゃないだろうかと思ったが、実際は大人ばかりで安心した。

 4級だけあって問題は簡単。レベルとしては、たぶんアマチュア無線技士の4級くらいなのではないだろうか。(受けたことはないけど)11月13日に回答発表があり、自己採点で全問正解だったから名前の書き忘れがなければ合格だろう。

 正解発表と同時にショッキングなニュースがあった。この検定は、平成27年(来年)で休止になるという。休止とは事実上の廃止だろう。あるうちに受験しておいてよかったと思う。そして残るチャンスは来年1回しかなくなった。真面目に勉強しておこう。
(おわり)

***
(参考)
問題の解答
(5)正解は2番。(左手の法則は、磁場の中で電流が流れたときに電流が受ける力の向き。右手の法則は磁場の中で電線が動いたときの起電力の向き)
(9)正解は3番。(電池が消耗すると内部抵抗が増大して電圧が落ちる。電流を流した状態でないとこれがわからない)
(12)正解は5番。((ウ)は「一時停止」のマークが横倒しになったもの。(オ)は「取り出し」のマークがさかさまになったもの)



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