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リワークプログラム体験記(3) [生活と健康]

(つづき)

 リワークプログラムのカリキュラムの中に「ボディワーク」という科目があった。一言で言えば軽い体操である。心の病になれば、運動不足にもなりがちである。しかも、感情、思考、身体は三位一体。だから体に良いことをしなければならない。ということで、じっくり時間をかけてストレッチをするわけだが、そのときに重要視していたのが脱力や呼吸。僕が今まで経験して来たスポーツは、筋力を駆使して、正確な動きをする、というようなものばかりだったので、この経験は新鮮だった。

 さてボディワークでマット(20㎜くらいの厚さのスポンジマット)を使って運動しているうちに、体操部時代を思い出し、でんぐり返しやら倒立やらをやりたくなってしまった。それでT村さんに相談したところ、I井さん(メンタルヘルスデイケア責任者)の立ち会いがあれば、やっていいということになった。

 最初に自分で決めた朝の活動内容(自習)は、8時半にTHPに着いたらすぐに着替えて準備運動とストレッチと筋トレをじっくりやるというものだった。しかしI井さんが立ち会ってくれるようになってからは、筋トレの部分を、小学校のマット運動のような内容に変えた。

 最初は、体が鈍って、しかも固くなってしまって、ほとんど動けない状態だった。前転はできるが後転ができない。首が固くなって、前に曲がらないから、身体を丸めることができず、後ろに転がらないのである。これには自分でも驚いてしまった。

 それでもまあ1か月ちょっと、I井さんが熱心に付き合ってくれたおかげで、初歩的な技は結構できるようになった。会社に復帰する少し前に、自分のやった成果を動画に撮ったものを、ちょっとだけお見せする。倒立前転の3連写真。

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 この活動を通じて、昔やっていたような体操の真似事を、教室に通って、少しずつでもいいから、やりたいな、なんてまた考えるようになってしまった。年を取っても取ったなりにやれば良いのだから。でも、そのためには、まず体重を減らさなきゃ。(笑)

(おわり)


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