笠ヶ岳に登る（3）

　弓折岳と抜戸岳の間に、秩父平というところがあって、開けた土地に雪解けの水が流れている。水汲みのために休憩。


　ここからまた一段高い尾根にあがる。尾根を見上げると、前を歩いているパーティが小さく見える。こういう景色も結構好きだ。大自然に比べると人間なんて本当に小さいな、なんて思ったりする。



　尾根に上がると展望が良くなるかと思ったが、ちょうどお昼頃で、雲が上がって来てしまい、山並みはすっかり隠れてしまった。残念。



　しばらく歩き、抜戸岳を過ぎたところでようやく、笠ヶ岳が見えてきた。ひと安心。


　途中で雷鳥の親子に出会った。ヒナはすぐに逃げてしまったが、親の方は登山者が近づいても怖がらず、平気で砂浴びをしている。



　テント場を脇に見てようやく笠ヶ岳山荘に到着。下の写真は左が笠ヶ岳の頂上、右側の建物が笠ヶ岳山荘である。


　山荘に到着したのは5時半頃で、みんな疲れていたので、山頂に登るのは翌朝にすることにした。