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湘南藤沢市民マラソン [マラソン]

 2月27日、湘南藤沢市民マラソンに参加した。この大会は藤沢市制70周年を記念して企画されたもので、この大会が第1回だという。(ということはこれから毎年やるということか) なんと、あの東京マラソンと同じ日である。ちょっと変わってるな、と思ったのは、受付が当日ではなく、前日と前前日が当てられていたこと。前日の土曜日、江ノ島まで行き、受付を済ませた。

 当日は快晴だった。7時半に江ノ島についた。自分の家から江ノ島までは、東海道線と小田急線を乗り継いで40分くらいである。江ノ島は有名な観光地だけど、地元に住んでいると、滅多に行くこともない。

 コースは箱根駅伝で有名な国道134号線を使う。江ノ島から橋を渡って134号線に出て、西に向かって走る。辻堂海岸の浜見山交番のあたりに折り返し地点が作ってある。このコースを2往復して江ノ島に戻ると、10マイル(約16km)。そう、このレースは、今まで走っていた10kmよりもちょっと長いのだ。ハーフマラソンにステップアップするための足がかりとしてちょうどいいと思った。

 7時50分。選手はスタート地点に集合。例によって、自分のタイムに合わせて、スタート位置を決める。速い人は前の方に陣取る。僕はビリの方に並んだ。

 8時25分。スタート5分前。困ったことが起こった。なんか、トイレ(小)に行きたくなってきたのだ。寒いところに30分も立っていれば、そうなってもおかしくない。8時30分スタート。でも、6000人もいるから、後ろの方がスタート地点まで移動するのに10分ほどかかる。走り始めたときは、膀胱がぱんぱんで、ほぼ限界の状態だった。どうせビリの方に陣取るなら、スタートギリギリに並んでもよかったのに。

 こんな状態で16kmも走れるか。スタートしてすぐのところにトイレがあったので駆け込んだ。僕と同じような人がすでに5人くらい並んでいた。ここで2分くらいロスした。でも2分くらいどうでもいい。トイレがあって良かった。すっきりして本流に合流した。

 このレースは、どうも僕よりも遅い人が多い。僕はもともと「チンタラ走り」であるが、僕に輪をかけてチンタラ走っている人が大勢いる。大会によって参加者のレベルが違うということなんだろう。

 さて、ずっと走っていると、自分とペースが同じ人が見つかるものである。今回見つけたのは女性の二人組で、1 mくらいの間隔を開けて全く同じペースで走っている。二人が見えない横棒で繋がっているように距離が1mくらいのままずっと一定である。しかも、話をしているわけでもない。二人並んで黙々と走っているのだ。そして、僕の5mくらい前にずっといる。距離がいつまでたっても縮まらないし、離れることもない。不気味だ。この不気味さは、まるで妖怪である。

 2往復目の往路の、大体10kmを超えたあたりで右膝が痛み始めた。原因は不明。でも慣れない距離に入ったところから始まったので、どこかが痛んでも不思議ではない。この痛みのために大幅にペースダウン。妖怪どもは、一旦抜いたのだが、この膝の痛みのため、再び抜き返されてしまった。しかも、二人並んで黙々と。この抜き方が不気味である。

 他の人に抜かれるなら、どうとも思わないのだが、こいつらに抜かれると癪にさわる。妖怪は、墓場で運動会だろ? 鬼太郎の歌を知らないのか。なぜ人間様のマラソン大会に出てくるのだ。よしんば奴らが人間だったとしても、最初から最後までずっと一緒に走るなんて、やってることが小学生の体育である。一人で走るのがそんなに怖いのか。自立心のない奴は嫌いだ。

 いや・・・。妖怪変化なんかに腹を立てても仕方が無い。膝の痛みをこらえて必死で走っていると、前の方にペンギンの群れが現れた。4人の男性が、暑苦しいペンギンのコスプレで走っている。先頭のリーダーが、「お~し。テンション上げるぞ。ぺんぺんぺんぺ~ん」とかいいながら、沿道の人とハイタッチしている。後ろの部下達も、「ありがとう、ありがとう」などと言いつつ沿道の人とハイタッチしている。リーダーは「お~い、みんな、テンション上がったか~?」と言うと部下の一人が、「テンション上がりましたが、ペースが上がんねっす」とか言っている。漫才でも見てるみたいだ。

 コスプレランナーってのは、どこの大会にもいるが、余計な負荷がかかるようなものを着て走ることは、一種のハンデになる。ある程度ランニングに自信がなければ出来ないことだ。ただ、トップを狙うこともできないはず。まあ、お祭りなので、こういうのもアリだろう。

 ペンギンを見ていたら、いつの間にか、膝の痛みが消えていた。麻酔を打って、それが効いたような感じ。大事に至らなくてよかった。フィニッシュの江ノ島の橋を渡り始めたとき、時計をみたら、なんと10時14分。 まっ まずい!!! 制限時間は、1時間50分である。ということは、10時20分で終わり。あと6分しかない。こりゃ、のんびり走ってる場合ではない。

 本当のことを言うと、ラストスパートなんかやるのは僕のポリシーに反する。走っている目的は、あくまでも健康である。心臓に負担がかかるようなことはしたくない。それに僕は以前、関東マスターズでビリッケツになった。落ちるところまで落ちたから今更ビリッケツになっても平気である。そこにプライドなんかない。でも制限時間オーバーだけは絶対に嫌だ。だって、せっかく走っても完走扱いされないわけでしょ? イヤだイヤだ。そんなの絶対にイヤだ。

 やむなく、ターボに切り替えることにした。スイッチオン!ひぐらしエンジンが唸りをあげる。ぎゅい~~ん。もともと貧弱なエンジンだが、それでもスピードは5割増しくらいになる。妖怪なんか一気に抜き去り、そこに止まっている(ように見えた)ランナーも100人くらいゴボウ抜きし、ゴールしたとき、ゲートの電光掲示板の時計は1時間47分を示していた。残り時間はわずか3分。お~危なかった~~。タイムは、スタート時のタイムラグ10分と、トイレの2分を除いて、1時間35分程度だと思う。距離10kmに換算すれば、1時間を切るペース。ターボが効いた。

 参加賞のTシャツをもらって帰宅した。体がグッタリ疲れて、午後はずっと眠っていた。でも、どこかが痛むわけではない。ただ単に疲れただけである。右膝も痛まない。一週間後は三浦マラソン、今度はハーフマラソンに初挑戦する。何とか行けそうな手ごたえを感じている。
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20km走 初回トライアル [マラソン]

 会社の更衣室でよく顔を合わせる後輩がいる。彼のロッカーは、僕のすぐ左側である。着替えの時間が合うと、ちょっとだけ他愛の無い話をする。彼も昔はランナーだった。
 僕と大して年齢は変わらない。40歳はとうに過ぎているにもかかわらず、フットサルのチームなんか作って、週に一回汗を流す元気な奴である。最近、僕がツインリンクもてぎで10kmのレースに出たことを話すと、「頑張ってますね。10km走れたなら、もう20km走れたも同じですよ」と言っていた。

 そんなもんかなあ。うん、言われてみるとそんな気もする。今年の3月に三浦マラソンに出たとき、1年後にハーフマラソンを走るという目標を漠然と立てていた。そうだ、いつまでも10kmで満足していると、あっと言う間に1年経ってしまうではないか。光陰矢の如し。そろそろ、やらにゃあなるまい。ということで20km走の初回トライアルを行うことにした。決行は9月20日。連日の暑さが、曇天で少し和らいだので、この日に決めた。さてスタート。

 しかし、走り出してみたらやっぱり暑かった。情けないことに、走り出して4kmでバテた。体調も万全ではなかったのかも知れない。なにしろ朝飯を食わずに走ったのだから、ナメてるっちゃあナメてる。1周目の残りは歩き。家の前まで来たところで、再びランニング開始。途中、辻堂駅の公衆トイレで小用を足した。そしたら、その最中に息苦しくなり、回りが暗くなってきた。脳貧血を起こしたときに出る特有の症状。これをなんとか持ちこたえてランニング再開。しかし、やっぱり同じところでバテた。

 水はいつものリュックに500ccのペットボトルを入れていったが、一周目に無くなった。あとは自動販売機で買っては飲み、買っては飲みで、合計2リットル。負け犬の気分でトボトボと歩いて帰宅した。要した時間は3時間。これじゃあ話にならない。

 反省点は下記の通り。
1)朝食抜きはまずかった。エネルギー空っぽで走れるはずがない。
2)準備体操無し。体がびっくりするだろう。
3)リュックに物を入れすぎた。財布も携帯電話も不要だ。水は自販機で買える。
4)小用を足したときに急に止まった。(ただでさえ排尿時は血圧が下がるもの)

 ということで、9月23日にリベンジ。
1)食事をとり、1時間後、念のためにリポDを飲んだ。
2)準備体操のためにラジオ体操第一をして体調を整える。
3)リュックはやめた。ウエストポーチに小銭入れと健康保険証のみ。
4)トイレは、ランニング停止してから1分後にする。

 さあスタート。気温が低くて小雨まで降っていて走りやすい。冷たい風が体を冷やしてくれる。快調に10km達成。ラップタイムは1時間7分。だいたい僕のいつものペースだ。そのまま2週目に突入した。辻堂駅のトイレで小用。ちゃんと止まってから60秒数えてからしたら問題なし。ところが、このとき、左の太ももの裏側、つまりお尻のすぐ下の部分に軽い痛みを感じた。「無理は絶対にしない」がポリシーなのだが、この程度でやめるか? 一瞬悩んだが続けることにした。しかし15km付近で中断。下半身全体が重くなり、足が動かなくなってしまった。その後は歩き。タイムは2時間35分。

 今回のリベンジは体調万全で望んだので、これが今の実力である。つまり10km走れるからと言って、20km走れるとは限らない。考えてみりゃあ当然だよね。「そんな甘いもんじゃない」ということが、はっきりわかった。あの後輩の言葉は、自分の若い頃の経験だったのだろう。「おっさんは違うのだ」、と今度教えてあげようと思った。


********************
【蛇足】(興味の無い方は無視して下さい)

 ついでに脳貧血について書いておこうと思う。一応言葉の定義をしておく。
■貧血・・・鉄分の不足等により、血液中の赤血球が減少した状態
■脳貧血・・・血圧の低下により脳に血液が循環しなくなり酸素が不足した状態。動悸、息苦しさ、失神などの症状が現れる。
 我々は通常、貧血と脳貧血を区別せず、ひと括りに「貧血」と言うことが多いが、実際は違うものなのである。
 
 僕は子供の頃から今に至るまでずっと低血圧で、小学校の頃はよく朝会で脳貧血を起こして倒れる子供だった。でも中学校以降の友人の多くは、そのことを知らない。それは成長するにつれて対処方法を経験的に身につけて、中学校以降はほとんどなくなったからである。でも、なってしまうこともある。一番新しいのは2007年、今からちょうど3年前に尿管結石をやったときだった。(興味のある方は下記URLを参照)

http://shonankit.blog.so-net.ne.jp/2007-08-28
http://shonankit.blog.so-net.ne.jp/2007-09-06

 脳貧血の怖いところは、倒れて頭を打つことにあると僕は思っている。ただし必ず失神するわけではない。軽ければ持ちこたえることはある。でも最悪の場合は気を失って倒れる。どんな人でも「立ちくらみ」の経験くらいはあるだろう。あれが数分の長さで続くものだと思えばわかりやすい。(僕は山登りに行ったときでも休憩のときに、あまり座らないことにしている。これは血圧の急変が怖いからである)

 脳貧血で何が起きるかを、段階を追って書いてみると、大体、次のような感じになる。

初期段階 動悸が激しくなり息が苦しくなる
第2段階 視界が周辺から暗くなってくる
第3段階 視界が真っ暗になり、音が遠くから聞こえる
第4段階 気を失う(大体1分くらいで気が付く)

 まず、初期段階は、脳がSOSを発している状態である。つまり「酸素が足らないぞ。心臓はもっと血液を送ってこい。肺はもっと息を吸え」と指令を出しているのである。指令に従って、心臓と肺が必死になって頑張っている状態がこの初期段階である。

 第2段階と第3段階は、酸素の欠乏によって脳の機能が低下していることを物語っているようだ。人間の五感のうち、低下したことを一番自覚しやすいのが視覚と聴覚らしい。つまり、普段の生活で、人間が完全な真っ暗闇の中にいることや、完全な静寂の中にいることはまれで、常に何かが見え、何かが聞こえている。だから、おかしくなったときにそれを自覚しやすいのである。

 視覚の低下が先に現れて、その後で聴覚の低下が来るのだが、現実問題として、第3段階までいったら、失神はほぼ確定である。つまり、失神する直前の記憶として第3段階がある。だからなんとしても、第2段階で食い止めなければならないのである。ちなみに尿管結石のときは、痛みによる息苦しさがあったこと、かつ、それに目を閉じて耐えていたことで、初期段階と第2段階を自覚することができなかった。

 食い止めるには、自分の経験から得たノウハウがある。まず一番てっとり速いのは、第1段階で、すぐにしゃがみこむことである。これが一番簡単で安全な方法で、最悪、失神したときでも頭を強打することを防ぐことができる。もっと根本的には寝てしまって、できれば頭を足よりも低くすればいい。そうすれば脳に血液が行きやすくなる。

 ただ、しゃがんだり寝たりすることが出来ない状況もある。例えば満員電車の中なんかそうだ。そういうとき、何とかして第2段階で食い止めるにはどうしたらよいかというと・・・
1)体の動きをとめないこと
2)思考をとめないこと

 まずはどこでもいいから体を動かす。手でも足でもいい。どっちもだめなら指だけでもいい。それから視線を一点に集中させずに、意識的にあちこちをキョロキョロする。
 次に何かを考えること。これには歌を歌うのが一番いい。大きな声で歌う必要はない。思いつく歌をなんでもいいから、口ずさんだり心の中で歌ったりする。

 とにかく、絶対にボーっとしてはならない。したら負けである。このやり方でなんとか第2段階で食い止められたことが何回もあるのだ。こういう努力って、わからない人からみたら可笑しいかもしれない。でも本人にとっては倒れて頭を打つか打たないかの瀬戸際なのである。なりふり構っていられない。

 健康診断でオールAをとったことを以前書いたが、自分には昔からこんな、健康診断の結果に現れないような弱点があったのだ。ランニングをやるようになって、心肺機能を酷使するようになり、低血圧と脳貧血に正面から向き合わざるを得ない状況になった。これはいい機会だと思う。健康のためにやっているのだし、もしかしたら、ランニングを継続することで心肺が鍛えられて、この弱点が克服できるかも知れない。
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INDY JAPAN サーキットマラソン2010(2) [マラソン]

(この記事はマラソンのオマケなんだけど、一応カテゴリーはマラソンにさせていただきました)

「ツインリンクもてぎ」は、HONDAの傘下にあるサーキットである。同じ敷地の中に、「Honda Collection Hall」という博物館があって、本田宗一郎氏が最初に作った原動機付き自転車から、最新のレーシングカーまで、ぎっしりと展示されている。自動車マニアでなくても楽しめる博物館である。マラソンの後は、ここを見学して帰ることにした。

 まずは、衝撃の再会。大学生の頃に乗っていたCB400N(HAWK Ⅲ 1978年型)。色違いではあるが、昔の恋人に再会したような気分。
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 このOHCエンジン、排気管、キャブレター、スパークプラグのケーブル、クラッチのワイヤ、エンジンオイルのキャップ、キックペダル、ステップ、ブレーキペダル。ああ、何もかもが懐かしい。
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 昔乗ってた頃の写真、このブログに以前一回載せたけど、もう一回載せちゃおう。
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 プラモで作った、VFとガンマもあった。
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 葉巻型のレーシングカーRA273(1966年)。小学校3年生のころ、この形のプラモを作ったっけ。今、タミヤの1/12のキットがストックしてある。
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 アイルトン・セナが乗ってたマクラーレン・ホンダのMP4/4(1988年)。プロストと、セナが張り合っていた頃、F1はよく見てた。あの頃のF1はけっこう熱かった。
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 2足歩行ロボットのアシモ。
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 お土産屋さんで買った、アシモの貯金箱。
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INDY JAPAN サーキットマラソン2010 (1) [マラソン]

 7月にRUNNETで面白い情報をみつけた。栃木の茂木というところに、「ツインリンクもてぎ」という自動車レースのサーキットがあり、そこで9月19日にINDY JAPANレースという自動車レースがある。そのプレイベントとして、一週間前の9月12日にマラソン大会があるという。面白そうなので即、申し込んだ。

 栃木には、友人のN添さんがいる。彼とは5年ほど前にフルート仲間だった。アンサンブルで何度も一緒に発表会に出た仲である。以前は、神奈川に住んでいたが、今では転職して故郷の栃木に戻っている。遠いが、久しぶりに彼に会いたくなり、こういうわけだが泊めてくれと頼んだところ、快くOKしてくれた。9月11日に前泊。ご両親が、焼肉で歓迎してくれた。夜は2階の寝室をあてがわれ、まるでホテルに泊まったような快適さだった。

 当日、6時に出発。N添さんの実家から、ツインリンク茂木までは車で2時間の距離だった。必ずしも近くはない。よく調べもせずに、同じ栃木だからということで安易に「泊めてくれ」なんて言ってしまって申し訳なかったが、彼はその日一日、僕を実によくサポートしてくれた。なにせ、僕は自分が写真好きだから、やたらたくさん写真があるのだが、いつも自分がカメラを持っているから、自分の写りこんだ写真がほとんどない。一眼レフカメラをN添さんに渡し、今日1日、好きなように撮ってくれと頼んだ。(彼は連写機能を駆使して山のようにたくさん写真を撮ってくれた。下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる。素人写真はやっぱりこれが一番いい)

 会場について受付で、参加証を渡したら、おかしなことを聞かれた。「今日は走りますか?」と言う。当たり前ではないか。走りに来たのだ。何を言っているのかわからないまま、「はい」と答えると、ゼッケンや記念品をくれた。でも気になったので、「今のはどういう意味ですか」と聞いてみた。すると「気温が高いので棄権する方もいらっしゃいますので、念のために聞いてみました」とのことだった。なるほど、そういうことか。理解はしたが、それにしても不躾な質問である。せめて「気温が高いですが、走りますか?」と聞いて欲しい。単に「今日は走りますか?」と聞かれたら、いろんなことを想像してしまうではないか。「このサーキットで事故死したドライバーの霊に憑かれて早死にします。それでも走りますか」とか、「気温が35℃を超えると、路面が50℃近くなって、80%の人が熱中症で死にます。それでも走りますか」とか。

 9時から開会式。司会の脇に綺麗なお姉さんがいた。これは「ツインリンクもてぎエンジェル」というコンパニオン。おお、つまりレースクイーンではないか。さすがはレーシングサーキットである。ゲストランナーは、一週間後のINDY JAPANで走るレーシングドライバーの武藤英紀氏。それからタレントの猫ひろし。最近見かけないなと思ったら、こういうことしてたんだね。

 しかし、あのエアロビクスみたいな準備体操には参った。ひぐらしが音楽に合わせて体を動かしているところなんぞは、絶対に人様に見せられない醜態である。あれがあることが事前にわかっていたら、開会式なんかボイコットしてた。おっさんに踊りをやらせるんじゃない。ラジオ体操ならできるよ。
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 僕の出た10kmのレースは、10時30分スタートだった。下の写真はスタートのシーン。レースクイーンがサインボードでスタート1分前を告げている。しゃれた演出である。僕はかねがねレースクイーンって何なんだ?と思っていたが、今回、レーシングサーキットという場所に実際に行ってみて、ようやくその存在意義が理解できた。N添さんの言葉を借りれば、彼女達は「花」なのである。自動車レースってのは男ばっかりの世界で、しかも自動車が爆音立ててものすごい勢いで走り、たまに事故が起きたりする。殺伐とした世界である。サーキットに立っただけで、そのことは感じ取れた。ならば、せめて花くらいは欲しいではないか。死と隣り合わせの過酷な状況でも、花を見つければ、レーサーたちの心にほんの一瞬でも慰安が得られるではないか。彼女たちの果たす役割は実に大きいのである。理解できない人は、一度サーキットのコースに立ってみるといい。
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 さて、ツインリンクもてぎのオーバルコースは1周2.4kmある。武藤選手によれば、インディのレーシングカーはこの一周を25秒くらいで走ってしまうそうである。時速350km! (すげー。) 今回のマラソンの10kmレースは、このオーバルコースを4周ちょっと走るのかと思っていたら、そうではなかった。途中から、オーバルから外に出ることで、一周5kmのコースが作ってあり、これを2周する。なぜこうしたかと考えてみるに、一つには、周回遅れが出やすくて、ごちゃごちゃに入り混じって走りにくいこと、それから、4周もしているうちに、自分が何周走ったかがわからなくなってしまう人が出ること、などが考えられる。僕なんか多分そうなる。2周なら間違えることもなかろう。
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 まず一周目。3km地点で体に異変を感じた。なんと胸にゼッケンを止めた安全ピンが、ちょうどチクビのところに当たってしまい、こすれてヒリヒリする。しかもご丁寧に両方である。念のために強調しておくが、これは偶然であり、狙ってそこにつけたわけではない。「い、痛い・・・」 汗で肌に張り付いたシャツを、指でつまんで持ち上げて走ってみたが、それでは腕が振れない。疲れる。走りながら、高校時代のあいつを思い出した。

 僕は高校の頃、柔道部に入っていた。柔道には「打ち込み」という練習方法がある。これは投げ技の崩し、掛かり、投げのうちの、掛かりのところまでを何度も繰り返すものである。同級生にA武という奴がいた。こいつが「体落とし」(たいおとし)という技の打ち込みをやるとき、右の吊り手の肘のあたりが、ちょうど、僕の左のチクビを擦るのである。これを何度も何度もやるので、しまいには、この部分が爛れてしまった。痛くてしょうがないので、テープを貼って保護したが、汗ですぐに剥がれてしまう。どうやら相性が悪かったらしい。なぜなら、A武の体落としでそんな状況になってる奴は他に誰もおらず、僕だけだった。

 この馬鹿馬鹿しい痛みをこらえつつ1周目のラップ。写真に写るなら、情けない表情は見せられない。
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 このコース、オーバルの外では、アップダウンが非常に激しい。上りは純粋にパワーとスタミナの世界だが、下りは放っておいても加速するから、ブレーキングの巧拙が鍵になる。ブレーキをかけるときには膝を伸ばすための筋肉を使う。この筋肉に負担をかけると膝が痛むのである。でも僕の場合これは得意なのだ。下りに来るたびに20人くらいゴボウ抜きした。富士山の御殿場口の下りの「大砂走り」みたいに、ぐんぐん進んだ。このときは気分がよかった。ただし、そのかわり、上りで抜き返されていたから同じことである。このゴボウ抜きを平地や上りで出来れば完璧なんだが。

 ゴールまであと1kmというあたりで欲がでて、1時間切りにチャレンジしてみようかと思い、スピードを上げた。そしたら途端に動悸が激しくなり、気分が悪くなってしまった。人間のエンジンは心臓なんだ。回転のスピードを上げようとすれば、いつもよりも強い負荷がかかって限界を超えてしまう。下手をすると心臓発作をおこしてあの世行き。(同じ死ぬのでもサーキットでは自動車事故で死ぬべきであろう。徒歩で死ぬ場所ではない)心臓は、地道に鍛えることで少しずつ強化されていくものであって、競技の当日走っている最中に、いきなり強くなるものではない。本番で、気まぐれにいつもと違うことをやる、などという実力は僕には無いのだ。

 さてフィニッシュ。タイムは1時間00分23秒、今年の自己ベストである。ただ噂ではこのコースは10kmよりも400mくらい短いようだ。僕の速さなら、3分くらいに相当する距離である。これを考慮すると、速さはあまり変わっていない。でも、今回はたぶんビリッケツではなかったと思う。そう信じたい。遅いのは構わないが、ビリはやっぱり、ちょっと恥ずかしい。

 このあと、N添さんと、「Honda Collection Hall」というHONDAの博物館に立ち寄った。

(つづく)
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記録証が来た! [マラソン]

 関東マスターズロード選手権の記録証が送られてきた。まずは下記を見ていただきたい。

ブログ用の記録証.jpg

 「証します」ってのが、記録「証」である。聞いた話では上位に入賞した人は賞状がもらえるそうで、それには「賞します」と書いてあるのだそうだ。「証明する」か、「褒め讃える」かの違いである。

 まあ、びりっけつになった人間に「賞」はないだろう。ただ、それにしても順位が88位であることが、すごいのか、だめなのかがわからない。

 多分、大会本部は言うだろう。「ランニングは自己との戦いです。順位はそのときのメンバーでどうにでもなる。それよりもタイムを見てください。この公式タイムを短縮できるように次回は頑張って下さい」と。

 わかるんだけど・・・。参加した方は、成績の良かった人はうれしいし、悪かった人はショックなのだ。なのに事務局の方はとっても冷静。

 そこで、事務局の方が記録証に、ひとりひとり感想を入れてくれたらどうなるかを考えてみた。僕のは、こんな感じかな。

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 こんなのもらっちゃったら、毎年のコメントが楽しみになるってもんだ。(でも、洒落のわからない人は怒るんだろうな)

 なお、この大会、三浦マラソンに比べて、参加者が少なく、非常に走りやすかった。また来年も出たいと思う。
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関東マスターズロード選手権 [マラソン]

 6月13日に関東マスターズロード選手権に出た。一緒に出たのは、三浦で勝負した若奥様。本当は彼女の友達のKちゃんが最初に申し込んでいて、我々は後から追いかけ申し込んだのだが、運悪くKちゃんは直前に体調を崩してしまって棄権。残念。

 さて、このレースは、年齢ごとにクラス分けされている。例えばM40と言えば男子の40~44歳までのクラス。W25と言えば女子の25~29歳までのクラスといったようにクラスに名前がついてる。距離は10kmと5kmの2種類。クラスごとにスタートの時刻が違う。

 僕が出たのは、M45の10kmだった。10時のスタートである。
「1分前・・・30秒前・・・10秒前・・・ピー」 よ~いドン、でないところが素朴である。
スタートのシーン↓
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 さて、皇居の回り1周5kmを2周する。スタートは桜田門。6月ともなると、やっぱり暑い。三浦のときとはえらい違いである。走っているときに、なぜか、だんだん肩甲骨のあたりがしびれてきた。しかも気持ち悪い。どうしよう。一周で棄権しようか。弱気になってしまった。

 走っているときに、ライバルを発見。僕とそっくりなユニクロで買ったらしい青いTシャツを着ている。体形も僕みたいなメタボ気味で、いかにも「最近、健康のために走り始めました」って感じの人。ボリュームが僕の1.2倍くらいはありそうなので、「6/5(5分の6)ひぐらし」と呼ぶことにする。

 1周目で前を走っている6/5ひぐらしを抜いた。しかし給水ポイントで水を3杯ガブ飲みしているときに、あっさりと抜き返されてしまった。ここで桜田門に戻り、まず1周。
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 1周のラップで、若奥様が待ち受けていて、写真を撮ってくれた。しかも、その撮り方が面白い。1枚とっては、ダッシュして、先回りして、また撮る。これを何度も繰り返す。まるでスターにでもなった気分。おかしくなって笑ってしまった。お陰で、悲壮な気分がすっかり晴れ上がった。ちょうど30分過ぎたあたりで、少し楽になる時間だった。
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 さて、あとは走るのみ。ゴール前の給水所で、6/5ひぐらしが、水を飲みながら歩いていた。「ふふふ、バテたな。チャ~ンス」ということで抜き返した。そしてゴール。記録は1時間3分。三浦のときよりも1分遅くなってしまった。やっぱり練習不足だ。

 さて、女子の10kmは12:00に全クラス一斉にスタート。写真を撮ろうと思って接近したら、若奥様は最前列に陣取っている。凄い自信だ。(僕は奥ゆかしく最後尾に並んだのに) しかも、スタートの笛が鳴った途端に、どびゅ~~ん、と、ものすごいロケットスタート。う~~む。さすがに毎日走りこんでいるだけのことはある。下は1周目を終えたところ。僕の走る姿とはまったく違う、鬼気迫るオーラがでている。彼女は、自己最高のタイムでレースを終えた。
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 さて、水曜日に若奥様からメールがあった。「Kちゃんに聞いたんだけど、レースの結果がネットで公開されてます。私はX位に入賞しましたが、ひぐらしさんは、見ない方がいいです。ショックでランニングをやめちゃうかも知れない」 見ない方がいいなら何故知らせてくる?、と思ったが、まあ遅かれ早かれ結果はわかる。家に帰って見てみたら・・・・。

 び、び、び、びりっけつ~~~ l||li _| ̄|○ il||li

 じゃあ、6/5ひぐらしを抜いた、あの快挙は一体なんだったのかと思って調べたら、彼はクラスが違っていた。なんてこったい。こうなると、自分よりタイムの遅い人を一所懸命に調べて、ささやかな優越感に浸ろうとする。おっ、いるいる、僕より遅い人が。 
  ・・・情けない。l||li _| ̄|○ il||li

 さて、2回のレースに出て思ったこと。いままで10km走ることを目標にして来たから、とにかく「10km」という数字を非常に重要視していた。でも、ちょっと違うことを試してみたくなってきた。それは安定期に入るまでの時間を短縮すること。僕の場合、スタートして息が整うまでに15分くらいかかる。30分経ったあたりで、ようやく、普通に走れるようになる。その後は、ほぼ惰性で走っている。ならば息が整うまでの20分くらいの間の問題を解決した方がよさそうだ。早く安定期に入れば、それだけ楽になって余裕が生まれるはず。そしたらタイムだってだんだん短くなってくるんじゃないだろうか。

 健康のために始めたとは言え、やってるうちに欲が出てくるものだ。こういう欲はいい欲だと思う。

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通勤路を走る(4) [マラソン]

 三浦マラソンから3週間経った。終わったときは燃え尽きたような気分で、同時に仕事が忙しくなった関係で、しばらく走る気力が湧かなかったが、今日は久しぶりに走ってみた。いつもの10kmのコースである。タイムは途中で信号待ちのときにストップウォッチの操作ミスがあって、正確に測れなかったが、三浦のタイムの62分よりは数分遅かったと思う。でも、一応完走できた。

 実は三浦マラソンのときに、胸の辺りに奇妙な痛みを感じた。もしかしたら心臓が痛いのか、AEDのお世話になるんだろうか、と不安を覚えながら走った。不思議だったのは、胸が痛いにもかかわらず、呼吸にも心拍にも何も影響がなく普通だったこと。ただ単に胸が痛いのだ。結局その痛みは引かないままゴールした。痛みの原因は結局わからなかった。

 今日走ってみて、30分くらい経過したときに、胸の辺りに前回と似た痛みを感じた。しかもそれが、左側の乳の横の脇の下と、それから背中側の左の肩甲骨の下あたりにある。あくまでも推定だが、前回の痛みと同じ場所なんじゃなかろうか。そしてそれが治って傷が小さくなって、場所がよくわかるようになったんじゃなかろうか。つまりは筋肉痛。なぜここが筋肉痛になるのかは不明だが、肺が激しく運動することで動く筋肉なのかも知れない。

 普段から運動をしている人は何も問題ない。でも運動を久しくやっていない人が「ランニングでも始めてみようか」と思い立ったとき、気をつけないといけないことがある。同じように思い立った人がいたら是非教えてあげたい。それは「体が慣れるまで、練習と練習の間隔を十分にあけること」である。絶対に無理したらダメ。最初は「休み過ぎかな」と思うくらいでちょうどいい。練習の効果が上がらないではないか、と思われるだろう。その通り。それでも体を壊すよりはいいのだ。

 練習すれば、自分で気づかなくても体はどこかに損傷を受ける。例えば筋肉痛が出たなら、それは筋肉が損傷を受けたということである。それが治癒するときに補強がなされて以前より強くなっていく。そして治癒するためには時間が必要なのだ。

 僕の場合、昨年の9月から始めて、最初は大体、練習の間隔は1ヶ月くらいあいている。「こんなんじゃ少ない」と思っていたが、結果的には良かったのだ。もう若い頃のように無理がきかない年齢になっている。少しでも異変を感じたらやめること。臆病なくらい慎重になっていいと思う。
 さて。6月にまた10kmのレースに出ることになった。また少しずつ練習しよう。
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三浦大根を食す [マラソン]

 三浦マラソンの参加賞でもらった三浦大根。前回(96年)は料理に失敗した。適当に煮たらものすごいまずくなってしまった。「こんなまずいもん食えるか」って思ったが、食べ物を粗末にしてはならないと思って、我慢して食べた。
 
 二回も同じ失敗をしては、丹精込めて育てた三浦の農家に失礼である。今回はおでんの素を買い、大根もきちんと皮を剥いて、真面目に料理をすることにした。

 まずは、大根とおでんの素。
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 切って皮を剥いた状態。
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 煮込み中。
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 完成! 食べてみたら、こりゃあ旨い。大成功だ!
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三浦マラソン [マラソン]

 マラソンの練習は、前回の「通勤路を走る(3)」がラストだった。その次の週は、朝、雨降りで挫けてしまった。「小降りになったら走ろう」と思っていたら、何とニュースで津波騒動(チリ大地震の影響の)が始まってしまった。外をサイレンを鳴らした車が走りまわっている。こんなときにランニングをしていたら、怒られそうな雰囲気を感じたので、結局走らず仕舞い。

 本番は、3月7日(日)、第28回2010三浦国際市民マラソンである。新しいカメラの「1000万画素高速連写」を使って、自分の走る勇姿を誰かに撮ってもらいたいと思った。姉に頼んだところ快諾してくれた。しかも高校入試が終わってヒマをもてあましている姪も応援に駆けつけてくれた。

 当日の朝、東海道線でライバルの若奥様と合流。京浜急行の三浦海岸駅に着いたのは8時半だった。雨が降っていて海風も冷たい。45リットルのゴミ袋で作った合羽(首と両腕を通せる穴を開けて作る。これはマラソンマニアの英語の先生からのアドバイス)を着た。

 僕の出る10kmのレースは9時10分集合。しかし、何でこんなに人が大勢いるんだろう。「みんなこんな混雑の中を走って楽しいのか?」と思ったが、僕もその混雑を構成している一員なのであった。

 9時30分スタート。事前のトレーニングで、もうノンストップで走れることがわかっていたが、ちょっと心配だったのは坂。三浦の10kmのコースは折り返し地点の直前で登り坂になる。96年に出たときは、登り坂で歩いてしまった。しかも戻りの下り坂では膝を痛めた。これがちょっと心配だったのだ。でも終わってみれば、登りも下りも何も問題なく継続して走ることができた。山登りで足が鍛えられていたせいだろうと思う。

 ゴール間近になって、写真のことが気になり始めた。どこかで姉がカメラを構えているはずなのだが・・・。と思ったら、おっ。いたいた。ついついカメラ目線になってピースでもしようかと思ったら、あれ? なんだかとんでもない方向にカメラを向けてるぞ。人違いか?でも、そのあと、姉らしい人物を見つけることができなかった。おかしい。

 そのままゴール。タイムは62分。予想タイムとほぼ同じだった。ちなみに若奥様は58分。4分の差だったが、順位は600人くらい違っていた。

 後で確認したところ、あのとき姉だと思ったのは、やっぱり姉だった。とんでもない方向にカメラを向けていたのは、途中で見失ったからだという。無理もない。あれだけ人がいるのだから、その中から一人探し出すだけでも大変だ。大勢いれば、よその人の影に隠れてしまうこともある。

 下は姉が撮ってくれた写真。
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 参加賞の三浦大根とTシャツをもらった。若奥様との勝負では、負けた方が罰ゲームでその場で大根を全部食べることになっていたが無理。一口かじるだけで勘弁してもらった。なにしろ寒くて、一刻も早く海岸から離れたかった。
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 下は完走証。こんな紙切れでも嬉しいものだ。やっぱり練習と本番は雰囲気が違う。今回は練習と本番で、ほとんど同じタイムがでた。でも練習で走れても本番で走れなくなることって、きっとあると思う。本番での記録が自分の実力なんだと思う。また参加したい。一年後にハーフが走れるようになったらいいな、と今は漠然と思っている。
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通勤路を走る(3) [マラソン]

 前回、8.8kmを55分で走ったことをお話した。では、10km走ったらどうなんだろう、ということで、10kmのコースを作ることにした。グーグルの地図には便利な機能があって、ルートを設定して、徒歩のオプションを選択すると、道のりを計算してくれる。従来の8.8kmのコースにちょっとだけ手を加えて遠回りをすることで、10.1kmのコースが出来上がった。さて、今日は、このコースに挑戦である。

 先週、ランニングウエアを買った。金がかからないスポーツだと思っていたけど、やっぱり初期投資はかかる。公式レースなんだから、みすぼらしい格好で走るわけにはいかない。ということで、これ↓ ランニングパンツと同インナーパンツ。それから長袖のTシャツ。
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 それから、ストップウォッチ付きの安いデジタル時計。
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 これから先、気温がどんどん上がっていくと天気予報で言っていた。多分レース本番の3月上旬は、今日よりも暖かくなっているだろう。だから、今日は、今までのような厚いジャージではなく、当日と同じ格好、つまり、上の写真のいでたちで走ることにした。

 さて。スタート。最初の15分はつらい。でも30分で大分楽になり、45分でランナーズハイ。ゴールしたときのタイムは61分。前回予測した時間(62分)とほぼ同じになった。でも、やっぱり60分は切りたいところだ。

 
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