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ロボット大回転レストア(26) [ロボット大回転]

【二郎B】【背面ダンパー】

 このロボットは(しつこいようだけど)倒れても起き上がることを特徴としたロボットである。そして倒れる姿勢は、前にぶつかって仰向けに倒れるケースが最も多い。そのため背中に衝撃を受けやすく、それを吸収するためのゴム製のダンパーがついている。

 コレクションの中には、このダンパーが無くなっているものがいくつかあって、この「二郎B」は、まさにそれだった。背中についているはずの2個のダンパーが両方とも無かった。ただ部品取り用のジャンク品に2個ついていたので、これを移植すればいいや、と軽く考えていた。ところがジャンク品からこれを外したときに、ゴムの劣化のために、形が崩れて、取付けられないようになってしまった。

 本来、こんな形になっているものが・・・
01 .JPG

 外したときに、こんな風にボロボロになってしまった。これも経年劣化だろう。
02.JPG

 どうやって補修するか。またしばらく考え込んだ。でもまあ、これは肩カバーほど難しくなかった。以下製作プロセスである。まず、方眼紙で型紙を作る。

03.JPG

 型紙をプラ板に糊で貼付け。
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 ニッパで切り抜き。(φ11.5、φ7.5の円板)
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 整形。(中心のねじはM2.6を使用、あとでM3を作れるように)
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 組立(接着)。φ11の部分は厚さ1。φ6.8の部分は厚さ2.5(厚さ1と1.5の張り合わせ)
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 M3めねじのタップを立てる。
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 組立。黒マジックで色を塗る。元のダンパーはねじ頭と緩衝するところをくりぬく。
09.JPG

 ゴムを接着。接着剤はセメダインスーパーX(シリコーン系)を使った。(注1)
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 取付けて完成。
11.JPG

 内側はM3のナットで固定する。
12.JPG

 なお、ゴムダンパーが完全に失われている場合、φ12のゴム球が入手できれば、これを半分に切断して半球を作り、上記と同じ工作をすることで復元可能となる。

***
(注1)ゴムの接着に瞬間接着剤を使わなかった理由。ゴムダンパー(半球形)に予備がないので、瞬間接着剤で着けてしまうと失敗したときに後戻りができなくなる。比較的やわらかい接着剤で着けておけば、万一工作に失敗したときに、ナイフで切り開いてリトライすることができる。


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