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マンションのリフォーム [雑文]

 最近、ブログの更新が滞っているが、どうしても書いておかないといけないことがあって、半年前から気になっていた。というのは、1年前(2022年7月)に起きた漏水事故(注1)の対応のリフォームが、今年2023年1月末に終了したのだった。

 そもそも、マンションには、占有部と共有部というのがあって、共有部(ベランダとか廊下など)のトラブル対応は、全体の保険で対応するのが原則である。しかし今回起った事故は占有部(室内)なので、本来ならば個人が入っている損害保険を使って修理対応するというのがふつうだ。

 しかし同じくらいの時期に同じような事故が、僕の案件の前に、3件ほど起きていた。つまりこのマンションも建ってからそれなりの年月が経ったということである。しかもそのうちの一件が損害保険に入っていないという、なんとも不用心な人だったらしい。支払いで揉め事が起るというのは不幸なことだし銅管の寿命(注2)は、ここの住人全体が共通して抱えるリスクだということもあり、マンション全体の保険で対応することになった。

 管理会社の工事部が、リフォーム業者に見積もりを依頼し、その金額を保険会社に提示したところ、それを少し削られて、そこから交渉が始まって・・・とやっているうちに、結構な時間がかかってしまったようだ。その間、待っている方は、ずいぶんと気を揉んだ。

 見積もりが出たのが10月末で、値段は○○○(3ケタ)万円。これを「現金で受け取る」(注3)か、それとも「現金の授受なしで工事をする」か、どちらかを選べということだったので、迷わず工事を選んだ。そしてその打ち合わせを11月中旬にやったとき、ひとつ相談をした。

 今回の見積もりは、被害のあったところを修繕する工事(主にフローリングと壁紙の張り替え)のためのものである。それ以外は入っていない。しかし銅管の漏れがあちこちで起きているということは、次は自分のところで漏れが起きるかもしれない。そうなれば下の階の人がまた被害にあうことになる。そこで「今回、床を張り替えるならば、その機会に床下を這っている管をすべて新しくしてもらえないか。追加料金はどのくらいかかるのだろうか」と相談した。

 すると、「温水管がつながっているのは、キッチン、洗面台、洗濯スペース、浴室の4つである。このうち最初の3つは、床を剥がすだけで工事できるが、浴室はユニットバスの壁を剥がさないとできない。壁を剥がすとはつまり壊すことである。結局、管の総交換をするなら、ユニットバスの交換までやらないと意味が無い」との見解をもらった。そのためにだいたいいくらくらいかかるのかも教えてもらった。・・・ということでしばらく考え込んでしまった。(つづく)

*****
(注1)リフレッシュ休暇(3)水漏れ事故
https://shonankit.blog.ss-blog.jp/2022-07-20
4階の部屋から漏れて、3階の僕の部屋を通って、下の階まで浸水した。

(注2)水の管は鉄管、お湯の管は銅管、というのが、このマンションが新築された1999年当時のごく一般的な工法だったらしい。しかし、この銅管が経年で破れてしまう事故が、世の中全体で多く、その後改良され、今ではより寿命の長い樹脂製の管が主流になっているという。

(注3)管理会社の工事部に依頼せず、それ以外の好きな工事業者に頼みたい場合に「現金で受け取る」を選択するようだ。

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青い森のヨッチン

ユニットバスって結構曲者でちょっとした修理や交換ができない構造だといわれるので結局ユニット全交換になることがほとんどらしいです。
我が家もバスタブの底の表面コーティングの劣化で規格品だろうからバスタブだけ交換できると思っていましたができないんだそうです。
by 青い森のヨッチン (2023-07-23 13:59) 

ひぐらし

ヨッチンさん。こんにちは。ユニットバスは、浴槽だけを交換できないのですね。まあ、私が24年間つかった浴槽は、それだけを交換しようというほど消耗していませんでしたので、そこまで考えが及びませんでしたが・・・。覚えておきます。
by ひぐらし (2023-07-28 02:23) 

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