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勉強道具 [雑文]

 2020年が明けて1月、「今年は勉強をしっかりやろう」と心に決めた。なんだか中学生や高校生にありがちな、ありふれた目標だけど、そうではない。社会に出て30年を過ぎたおっさんである。そう考えると、わりと立派な目標ではないだろうか。

 「何を勉強するのか」と言われたら、そりゃあいろいろあるのだが、簡単に言えばいくつか資格試験にチャレンジしたいのだ。で、その中に法規を勉強しないといけないものがある。法規ってのは、自然現象と違って人間の決めたものだ。つべこべ言わずに丸覚えをしなければならない。こういうところは自然科学とだいぶ違う。(自然現象なら自然法則に従うから、覚えることはそんなにない。原理原則を知ったらあとは、自分の頭で考えていれば答えはでる。いや出ない場合もあるけど)

 昔から、暗記物の科目は苦手だった。でも、そういうのが得意な人というのは友人の中に確かにいた。僕はこういう人達を見るにつけ、「よくもまあこんなにたくさん記憶できるもんだ」と尊敬していたが、彼らが何をしていたかを想像するに、例えば英単語を覚えるための単語カードを作って、何度も何度もめくって反復記憶するような泥臭い努力を、結局はしていたんじゃないかと思う。

 野球選手が何度も何度も、バットを振ったりゴロを拾ったり、キャッチボールをしたり、地味な努力を延々と繰り返すのと同じなのだ。今更何を、なんて思われるかも知れない。でも自分はそういう努力を今まで怠ってきたと、本当に思う。記憶するための努力が嫌いだったのだ。それを今年は見直したい。

 さて、そんな泥臭い努力をどうやってやるか。それにはやっぱり単語帳モドキを作ろう。でも紙で作るよりも、こんなITの進んだ現代だから、現代的にPCを使ってやろう。どこの職場でも広く普及しているMicrosoftのExcelという表計算ソフトがある。これのマクロコマンド機能(注1)を使って、単語帳みたいな学習ツールを作ろうと思い立った。

 1月の中旬から、友人のN添さんに教わりながら、四苦八苦して約1ヶ月。ようやく原形ができた。

まずはこちら。
百人一首.jpg

 百人一首の暗記をモデルにしているが、何を覚えるのにもつかえる。問題をたくさん用意しておいて、それを表に記入しておく。問題をシャッフルしてランダムに10題出題。自分で答えて、ボタンを押すと答え合わせができる。フィールドを分けておいて、部分的に覆い隠すことができるから、これを応用していろいろと暗記に使える。

もう一つは図を使ったもの。

この人は誰の写真.jpg

 こちらは絵を見せてこれは何か、これは誰か、を答えるもの。言葉だけで表現できない問題も、これなら勉強できる。

さあ、道具は揃った。しっかり勉強するぞ。

******
(注1)マクロコマンド・・・Excelの表を操作するコマンドの集合体。VBA(Visual Basic for Application)という高級言語を使って記述する。

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