「紫電」 タミヤvsハセガワの研究(7) 増槽 [キット]
増槽。(補助燃料タンク。遠隔地に出撃するときは、これを主翼の下につけて、この燃料を使って航行し、空中戦が始まるときは、これを落として身軽にし、主翼内のタンクに切り替える)
さて、ハセガワは5部品。タンク本体は上下に分割している。タミヤは左右に分割することによって中央部の配管部分を一体化し、部品点数を一つ減らしている。
機体につながる部分を見てみる。まずはハセガワ。下の写真の太い矢印部分は、機体を掘り込んであり、*印の部品でカバーをしている。
タミヤは、*印の部品を省略しており、平面的な形状に妥協している。(ハセガワの方が本物っぽい印象がある)
そういうわけで、この部分にも、タミヤらしさ、ハセガワらしさが滲み出ていて興味深い。
それにしても、こういう比較をして、形状に差を見つけたとき、本物はどうなっているんだろうっていう疑問がどうしても生じてしまう。そして資料が欲しくなる。こうやってスケールモデラーは、どんどん深みにハマっていって、模型博士みたいになって行くんだろうな。(笑)
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