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怪我をしてしまった! [生活と健康]

 今日、仕事中にちょっとした事件があった。怪我をしてしまったのだ。

 午後、実験室で試験サンプルの配線をいじるため椅子に座ろうとした。そしたらその椅子の位置が、予想よりもちょっと後ろにあって、尻もちをついてしまった。ここまではよくあることだ。でもそのあとがいけなかった。右手をついたところに尖ったものがあったのだ。

 「痛い!!」と思って、一瞬息が止まった。そして、手を見たらすごい出血。小指の付け根の掌がざっくりと裂け、血が床に、だらだらだら、ぽたぽたぽたぽた・・・っとこぼれ落ちた。でも、痛くて動けない。痛みをこらえているうちにも血がどんどん出てくる。

 一緒に仕事をしていた後輩のS君が、急いで隣の実験室からベンコット(知る人ぞ知る実験室用の無塵ガーゼ)を持ってきてくれた。とりあえずそれで止血をし、敷地の中にある健康管理室まで歩いていった。こぼれた血の掃除はS君がしてくれた。

 健康管理室で、常駐の看護師さんに傷口を見せた。そして、これは縫った方がよさそうだ、と言うことになり、タクシーで、藤沢駅近くのある診療所まで連れて行ってくれた。

 傷口を見たお医者さんは、あっという間に局所麻酔の注射をし、あっという間に傷口を9針縫いあげた。傷のサイズの割りに縫い数が多かったのは、傷の形が複雑だったことによる。麻酔の注射も縫合も、飛び上がるほど痛かった。(まさか麻酔が効く前に縫ったんじゃないだろうな) そのあと破傷風の予防注射をし、痛み止めと化膿止めを処方された。怪我をしてからここまでわずかに1時間。あっという間の処置だった。この速さには、ちょっと感動した。

 会社に戻ってから、工場長立会いで現場検証。何しろ労働災害ってのは、個人の問題では済まされないのだ。でも認定されれば治療費の個人負担はない。

 右手の小指の付け根を怪我して気づいたこと。ペンを持って文字を書くことはなんとかできるが、箸が持てない。当分の間、スプーンで食事することになりそうだ。それからキーボードの「P」とリターンキーが打てない。これは結構不便なものだ。リターンキーが打てなくて不便なのは当然としても「P」のキーをこんなに使うものとは思わなかった。上に書いた、「サンプル」「ぽたぽたぽた・・・」「ペン」「スプーン」「パソコン」、大和言葉に「P」を使う言葉は少ないが、擬音語や外来語には結構あるものだ。


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Bor3

大変でしたねぇ。
当分は趣味の模型製作も出来ないのではないですか?
お大事になさって下さいませ。
by Bor3 (2007-08-25 20:22) 

ひぐらし

NOidさん、こんばんは。心配してくれてありがとうございます。模型製作ですが、なんとかできそうです。筆もハンドピースもなんとか持てるんですよ。まあ、怪我をしようとしなかろうと、もともと亀スピードですので、そんなに支障はありません。(笑)
by ひぐらし (2007-08-26 00:05) 

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