2015年正月と姪の成人式

　年末年始は、いつもの通り帰省した。病気のことは姉には12月に話したが父母には黙っていることにした。人に観察されて気づかれるほどの深刻さではなかったし、だからと言っていつ治るかもよくわからないし、なんとなく、心配させるのもなんだな、と思ったのである。

　まあ、毎年、何末年始に帰省したところで、やることと言ったら寝ることくらいしかない。病気のせいで毎日眠くてしょうがない所だったが、正月＝寝正月なので結果いつもと変わらず、両親には気づかれずに済んだ。（結局、2月に話したが）

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　姪（姉の長女）が、現在、大学で栄養学を専攻し、管理栄養士を目指している。その関係で調理実習も結構あるらしい。大学で習ったという本格的なおせち料理を作ってくれた。こんなすごいの初めてである。・・・と言い切ってしまうとお袋の立場がなくなるわけだが、本当にそうなのだから、しょうがない。僕の記憶のお袋のおせち料理には、これほどの高級感は無かった。そもそも海老なんか入って無かったし。


　ちなみに姪は今年、成人式だった。姪が生まれたばかりの赤ん坊の頃、どういうわけか、顔を左に向けてさらに45°上を向いて眠るという変わった癖が有った。あれだけ首を捻ったままで、よく寝違えないものだと心配するほどだった。姪は、二十歳になった今でも、顔を左に向けてさらに45°上を向いて眠る。姪の寝ている姿をみるたびに、赤ん坊の頃を思い出す。あれからもう20年も経ってしまったかと思うと感無量。