SSブログ

胃カメラ [生活と健康]

 このブログをご覧のみなさんは、すでにご存知のことと思うけれども、昨年の12月の出張以来、極度の緊張(もちろん仕事のせいだ)から、精神的に参ってしまい、何もやる気が起らない状態が続いた。
 先週から、急に食欲が減退し、一週間で体重が2kgも落ち、会社の帰りに息苦しくなったりするようになったので、さすがに気味が悪くなり、会社の診療所に相談に行った。看護師さんの言うことには、「おそらく仕事のストレスが原因だとは思うけれども、万が一本当に病気だといけないので、一度病院で診てもらった方がいい」とのコメントをいただいた。

 紹介してもらったクリニックで、お医者さんに事情を話すと、「内視鏡で覗いてみましょう」と言われた。内視鏡とは、言うまでもなくいわゆる胃カメラのことである。10年前、ある総合病院で胃カメラの検査をしたとき、えらく苦しんだ思い出があるので、嫌な予感がしたが、最近では細いファイバーが開発され、しかも安定剤で、半ば麻酔状態にして検査するので、ずいぶん楽になっているとのこと。その日は、検査用の尿と血液のサンプリングで終わった。

 予約した2月2日、予定時刻にそのクリニックに行った。まず、超音波による検査。妊婦さんのおなかに何かをあてて、胎児の様子を見るようなやつ。「別段異常は見当たりません」

 次に胃カメラ。口の中に喉をしびれさせる麻酔薬を含んで約5分。口の中がしびれたところで、今度は、胃の動きを止める注射をした。いよいよ、「まな板の上の鯉」。安定剤を注射され、、ちょっと眠くなってきたなあ、と思ったら、口の中にカパッとマウスピースのようなものを差し込まれ、お医者さんは、ファイバーをおもむろに口に突っ込んだ。一瞬、うえっとなったが、その後のことはほとんど覚えていない。しばらくすると、「終わりましたよ」と言う。しばらく気絶していたような気がした。「もう終わったんですか?」と聞いてしまったくらい。そのあと眠気を覚ますために、しばらく眠った。

 眠りから覚め、結果を聞いたところ、お医者さんから意外なことを言われた。
「十二指腸潰瘍の跡がありますね」
「跡ですか」
「そう、跡です。もう治ってます。以前この病気でお医者さんにかかったことがありますか」
「いいえ、ありません」
 全く記憶がない。しかし、もしも、そうなっていた時期があるとすると、昨年の12月から今年の1月の、精神的にどん底だった頃だと思った。この頃くらいしか、胃やらその他をわずらうほど、不調になった覚えがない。

 いずれにせよ、病気ではないことがわかり、一安心した。それにしても・・・。10年前に胃カメラを飲んだときは、嘔吐感にものすごく苦しみ、「こんなのは二度と御免だ」と思ったものだ。しかし、今回は、寝ている間に終わってしまった。胃のレントゲン写真を撮るときに、バリウムを飲んでぐるぐる回されて苦しい思いをするよりも、直接診てもらった方がよほど確実だし、しかも楽だ。医療技術の進歩ってすごいものだなあ、と思った。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。