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ENZO FERRARI (9) サーフェーサー初体験 [キット]

 このブログを開設して以来、今度の3月でちょうど3年になる。3年もプラモをやっていながら、今までサーフェーサーというものを使ったことがなかった。なぜか。それは、表面の仕上がりをさほど気にしていなかったから。何しろ今まで作ったものは、ほとんど飛行機ばかりだ。飛行機の機体をワックスをかけてピカピカに磨いてる人はいないだろう。ましてや戦闘機になればなおさらだ。メタリックみたいな食いつきの悪い色を塗るときは使った方がいいのかも知れないけど、まあ、いずれにせよ今まで使わずに済ませてきた。

 でも、今回は話が別だ。だってフェラーリのクルマだよ。クルマをディスプレイするときの「命」はボディのツヤでしょう。説明書にも、「ボディ塗装するときは下地にサーフェーサーを吹け」と書いてある。その心は、赤で仕上げなければならない部品でも、赤いプラでできたものや、黒いプラでできたものもある。つまり、仕上げの色をそろえようと思ったら、やはり下地から完璧に作っていって、最後はフェラーリらしい赤で、色ムラなく、キズ一つなく、バッチリ仕上げなければならない。ということで、サーフェーサー初体験である。

 行きつけの模型屋さんで、初めて「溶きパテ」(1000番)を購入して、ボディのパーツに吹いてみたのが下の写真。ラッカーパテって、乾くとスルスルとした滑らかな感触があるのは薄々気づいてはいたが、なるほど、これを吹いた表面は、なかなかに滑らかで、2000番のサンドペーパーをかけると光沢すら出る。へぇ~~。こういうものだったんだね。
surf.jpg

 これを吹いたところで、シンナーが無くなってしまったので、ちょっとここで中休み。どうせボディ塗装は1日では終わらない。何日かかけてじっくり仕上げなければならないから、落ち着いていこう。

 ところで、溶きパテを買った模型屋さんで、ついでにクルマのキットを物色した。今作っているキットが、あまりにも楽しいので、「クルマもいいもんだな」と思って、他に面白そうなのがないかを探してみたのだ。ところが・・・どうもみんなイマイチだ。このエンツォ・フェラーリに匹敵するような、しかも僕が知ってる車がない。(まあ、もともとクルマのことはほとんど知らないんだけど)

 今作っているのは、4000円クラス。他のメーカーでだいたい同じ価格帯(3500円だった)のフェラーリがあったが、今作ってるものには遠く及ばない。箱を開けてパーツの構成を見ればだいたい想像がついてしまう。迫力を感じないのだ。してみると、いま取り組んでいるキットは、1/24カーモデルとしては、ほとんど最高峰に位置するものなんじゃあなかろうか。そんな気がしてきた。クルマに挑戦して第1作目から、そういうものに巡り合えたのは幸せなことだ。依頼人のAさんに感謝しなきゃ。
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