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スポーツする正月(2)テニス編 [雑文]

 僕が若い頃の一時期、テニスがすごく流行ったことがあった。大学にはテニスサークルがいくつもあった。僕は、流行っているものがあると、ちょっと反感を感じてしまい、それを敢えて追わない。つまりへそ曲がりである。大学の頃はテニスなんかやったことがなかった。

 会社に就職して、いきなり職場の「テニス旅行」というのがあった。やりたくなかったが、新入社員だから、そうも言ってはいられない。仕方なしに参加してはみたものの、初めてだったから何にもできず、赤っ恥をかいた。それ以来、テニスなんか二度とやるもんかと心に決めた。

 3年後に転勤があって、別の職場に異動した。そしたら、また「テニス旅行」に誘われてしまった。やりたくなかったが、その職場では新人だから、そうも言ってはいられない。また仕方なしに参加して、赤っ恥をかいてしまった。

 そこで、「もう、このご時勢、テニスからは逃げられないんだ」と観念した。たまたま独身寮の近くにテニススクールがあったので、週に1回のペースで、そこに通うことにした。どうせやるなら、ちゃんと先生に習った方が上達もするだろうし、楽しいだろうと思ったのだ。記憶は定かではないが、27歳くらいに始めて、30歳くらいまで、3年くらいは続けたような気がする。

 やめてしまった理由は、上達しなくなったからである。これ以上はどうしても伸びないと思わせることがあったのだ。テニスってのは、簡単に言ってしまえば、ボールの打ち合いである。相手からボールが飛んできたとき、それを打ち返すためには、正しい位置まで移動しなければならない。正しい位置まで移動できれば、あとはラケットを振ればいい。「素振りを100回も200回もやっても無駄だ。ボールが来ないんだから理想のフォームで振れるに決まっている」と、あるコーチが言っていた。全くその通りだと思った。

 特にボレーよりもグラウンドストロークの方がはるかに難しく思えた。一旦、地面に落ちて、それが跳ね上がって来たときを打つのだからボレーのときよりもボールの動きは複雑になる。スピンがかかっていればなおさらである。このときに、「正しい位置に移動する」 ということが、いつまでたっても上手くならなかったのである。悩んでいるうちに情熱が冷めた。寮を出たのとタイミングを同じくしてテニススクールをやめ、会社の仲間とテニスで遊ぶのもいつしかやめてしまった。

 昨年、姪が高校に入学して、テニス部に入った。帰省したときに、姪とちょっと打ち合いをしてみた。17年(姪が生まれた頃)ぶりだったが、結構、体は覚えているものである。楽しかったので、ちょっとビデオを撮ってみることにした。一応、「僕がサーブを打ち、姪がリターンしたところを、ボレーで決める」という、シナリオを作って、それを撮ってみた。10回くらい撮って、比較的まともなやつを、2つほど、恥ずかしながら公開する。





 やっぱりちゃんとしたコートでやらないと、単にボールでじゃれてるだけになってしまう。次回はコートを借りて、シングルスの試合をすることにした。現役の高校生が相手では、すぐに負けてしまいそうだが、勝ち負けはどうあれ、楽しみだ。
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つばさ

イロイロやってますね~(笑)
私はテニスは軟式なら得意です♪
さすがにバク転とか走るのは苦手だけど(汗)
硬式だから大変だったんだろうな~と思わず笑ってしまいました♪
by つばさ (2011-01-14 21:29) 

ひぐらし

つばささん、こんにちは。実は、軟式もやったことがあります。大学のときの体育の選択科目で。ただ、好きでやっていたわけではないので、熱が入らず、全く印象に残っていません。やっぱりこういうのは、自分の意志でやらないと駄目なんですよね。
 なお、硬式だったから大変だったのではなく、もともと球技には、センスが無いんです。(笑)
by ひぐらし (2011-01-16 00:03) 

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