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滝子山に登る(2) [登山]

(つづき)

 人の踏み跡もわからず、道標もほとんどなく、迷いそうで非常に怖かった。しかも雪のせいでかなり寒い。
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 頂上の手前で考えた。「下りも登りと同じように雪道で、道標が少ないかも知れない。そして道に迷い、日没になってしまったら遭難する可能性がある。そうならないように、下山は、いま来た道をそのまま戻った方が良いかもしれない」
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 この山の雪は、足を不用意に踏み込むと30センチくらい沈み込むような、柔らかい雪だった。アイゼンは持って行ったのだが、使う必要がなかった。下の写真は、雪に足が沈み込んだところ。(わかりにくい写真だが、右足の踵が見えている)こういう雪は体力を非常に消耗する。
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 14:15、予定よりも2時間近く遅れて頂上に到着。ついた途端に暖かい風を感じた。そのとき初めて気づいた。登り始めは滝子山の南側からだったが、沢は山の西側にあり、そこから、北側に回って頂上に到達するルートだった。北側だからこんなに雪が多かったのだ。
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 食事をして、下山を開始したのが15:00。南側の斜面は温かく、雪もあまりなく、楽だった。
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 下の写真は、大木が倒れているところ。これも雪崩の影響と思われる。雪の重みとは恐ろしいものだ。
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 麓に降りたのは、17:20。なんとか明るいうちに降りることができた。
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 今回の山行は、雪山の怖さを垣間見た。僕は雪山を本格的にやるつもりはないけれども、おそらくやっている人は、雪のないシーズンにその登山道を何度か通り、熟知してから雪のシーズンを迎えているはずだと思う。一度も通ったことのない道が雪に覆われていたら、危なくて歩けない。1600mの山でこうなのだから、もっと高い山は推して知るべし、である。いい経験になった。
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るるぶぅ

比較的低いからといって、あなどれませんね。そういえば、丹沢も北側は雪や凍ってますものね。アイゼン買います。
by るるぶぅ (2014-04-18 19:30) 

ひぐらし

るるぶぅさん、そうなんですよ。春と秋はアイゼンを常備した方がよいと思います。二人以上で行ったとき、誰か一人がアイゼンを持っていないと、その人のために全員が撤退しなければならなくなります。まあ全員が持っていなければいいんですけどね。(笑)
by ひぐらし (2014-04-19 08:27) 

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