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メガたこ焼きを作る [自炊研究]

 前の記事で「たこ焼きリベンジ」にはあるきっかけがあったと書いたが、そのきっかけとはYouTubeの動画だった。ある人が「メガたこ焼き器」を買い、それを使って直径8.5㎝もある、野球のボールくらいのたこ焼きを作っていた。こういう遊び心は好きだ。面白いと思った。その人の作ったメガたこ焼きは、残念ながら固まり方が弱くて、潰れてしまったが、僕はそのとき、あることを思いついた。

 潰れてしまうのは、もちろん固まり方が弱いからである。でも、これだけの大きなサイズの場合、いっぺんに生地を流し込んだら固まらないだろう。生地は、少量にわけて少しずつ注入し、その都度焼いていけば、全体に火が通って、このサイズでもちゃんと固まるのではないだろうか。そう考えたら試してみたくなり、押入れから以前のたこ焼き器をひっぱりだしてきた。やってみた結果、「分割注入法」は奏功し、前の記事で書いた「たこ焼きリベンジ」は成功した。ならば次はメガたこ焼きだ。善は急げ、ということで、早速アマゾンで注文した。

 メガたこ焼き器は翌日に届いた。
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 さっそく製作開始。具材を少量入れ、生地をそこから2㎝程度の深さまで注入。3分ほど待って固める。固まったらそれを少し回して、同じことを行う。
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 あとは、「具材を入れ、生地を注入し、3分固める」、を繰り返していくと、だんだん球体になっていく。
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 ここで一つ、メガたこ焼きを作る上での重要なコツ。分割注入して固まった生地を回転させるとき、竹串が使えない。サイズが大きく、重く、しかも柔らかいので、竹串で回そうとしても回ってくれないのである。ではどうするかというと、メガたこ焼き器そのものを、うまく揺すって、生地を浮かせながら回す。それしかない。これは写真に撮れないし、言葉で説明することも難しいが、やってみれば誰でもできる。

 分割注入を10回くらい繰り返すと、綺麗な球体になる。時間が長いから表面は結構焦げて黒くなるが、最後に綺麗なキツネ色になっているのは、継ぎ足した新しい生地が焦げを覆い隠してしまうからである。しかも焦げは味が苦くなるようなひどいものではなかった。
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完成!!
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 食べてみた。焼くのに30分くらいかかっているから、皮がかなり厚くて固い。(逆に、そうでなければ球体を保てず潰れてしまう)そのかわり、具がギッシリ詰まっていて、普通サイズのたこ焼きよりも、具材の味が強く出る。美味しい。しかも、製作工程に適度な難しさがあるので、作っていて楽しかった。

 もしかしたら、これは、一人で焼いているよりも、お客さんが来たときにやると盛り上がるかも知れない。

【参考】
 このメガたこ焼き器を作っているD-STYLISTという会社は、面白い調理器具をたくさん出している。興味のある方は検索されたし。
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