薬師岳に登る(3) [登山]
14:30、頂上に到着。足がだるくてどうなることかと思ったが、なんとか無事に着いてよかった。
遠く西の方には、有峰湖が見える。
薬師岳の山頂には、祠があって、薬師如来が祀られている。これは立山の阿弥陀信仰とは少し系統の違う信仰らしい。まあ山岳信仰という意味では同じようなもので、その違いを詳細に詮索するつもりは今のところない。とにかく共通するのは、まず山を神として崇める思想が古代から日本にあって、そこへ仏教が習合したということである。
アクリル板が切り抜いてあって、御賽銭が入れられるようになっている。僕もお参りした。
中には薬師如来が祀られている。でも、石仏もたくさんあって、どれが薬師如来なのかわからない。たぶん、金色の一番立派な像がそれだろうけど、奈良の薬師寺の薬師如来像とはだいぶちがう。また、どういうわけかキューピー人形(写真の左下)まであって、しかも顔がちょっと怖い。
下の写真は、下山のときに見上げた祠。山の頂上は、風雨にモロに晒される場所である。こんな厳しい環境に祠があれば、過去には飛ばされてしまったことが何度もあったと思う。(実際、昨年登った剱岳の祠は、僕らが登ったときは無くなっていた)そういうものをきちんと維持していくのは、地味ではあるが実に努力を要する仕事だと思う。地元のボランティアがやっているのだろうか。富山県の行政の仕事なのだろうか。いずれにせよ頭の下がる思いがする。また、こういう文化を大切にする心を、同じ日本人として(少し大袈裟かも知れないが)誇りに思う。
下山して太郎平小屋についたのは、17:00を少し回っていた。
夕食の前、ビールで乾杯。太郎平小屋は食事もよく、部屋も大部屋ではなく、4人部屋に入れてくれて快適だった。
遠く西の方には、有峰湖が見える。
薬師岳の山頂には、祠があって、薬師如来が祀られている。これは立山の阿弥陀信仰とは少し系統の違う信仰らしい。まあ山岳信仰という意味では同じようなもので、その違いを詳細に詮索するつもりは今のところない。とにかく共通するのは、まず山を神として崇める思想が古代から日本にあって、そこへ仏教が習合したということである。
アクリル板が切り抜いてあって、御賽銭が入れられるようになっている。僕もお参りした。
中には薬師如来が祀られている。でも、石仏もたくさんあって、どれが薬師如来なのかわからない。たぶん、金色の一番立派な像がそれだろうけど、奈良の薬師寺の薬師如来像とはだいぶちがう。また、どういうわけかキューピー人形(写真の左下)まであって、しかも顔がちょっと怖い。
下の写真は、下山のときに見上げた祠。山の頂上は、風雨にモロに晒される場所である。こんな厳しい環境に祠があれば、過去には飛ばされてしまったことが何度もあったと思う。(実際、昨年登った剱岳の祠は、僕らが登ったときは無くなっていた)そういうものをきちんと維持していくのは、地味ではあるが実に努力を要する仕事だと思う。地元のボランティアがやっているのだろうか。富山県の行政の仕事なのだろうか。いずれにせよ頭の下がる思いがする。また、こういう文化を大切にする心を、同じ日本人として(少し大袈裟かも知れないが)誇りに思う。
下山して太郎平小屋についたのは、17:00を少し回っていた。
夕食の前、ビールで乾杯。太郎平小屋は食事もよく、部屋も大部屋ではなく、4人部屋に入れてくれて快適だった。
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