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変わりゆく秋葉原 [雑文]

 会社の勤務の都合で3連休が取れたので、二日目に秋葉原に出掛けることにした。東京に行ったときは、特に用事がなくても、秋葉原の部品屋さんをぶらぶら歩くのが楽しみになっているが、今回は手持ち部品のストックが結構不足して来たので、買い出しである。何を買ったかというと、よく使うトランジスタとかロジックIC、ボリューム、その他もろもろ。

 ラジオセンターの2階の「東京科学無線」に、CHERRYの6石トランジスタラジオのキットCK-606が有った。このキットは以前手元に2つストックが有ったが、1台は、東日本大震災のときに組み立てて「被災地にラジオを送ろうキャンペーン」で寄付し、もう1台は自分で使っていたが、1年ほど前にお袋にあげてしまった。(お袋はプロ野球が大好きで、テレビの中継が終わったあとの試合をラジオで聴いている)

 手元に無くなってしまったので、また買うことにした(3800円)。その隣にゲルマラジオのキットもあったので一緒に買った(1300円)。
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 このとき、店の親父さんからCK-606についてショッキングな情報を聞いた。「このキットも、もう終わりらしいよ。もうケースが作れないらしい」 ケースが作れないとはどういう意味か、最初はよくわからなかったが、もしもこの話が本当であるなら、プラスチックケースを射出成型するための金型が摩耗して駄目になってしまい、そこに新たに投資して新しい金型を作ろうとしても、それだけのビジネス性が見込めないので、やむなく生産中止にした、ということなのかも知れない。なんとも残念だ。

 もうひとつ。ラジオセンター2階の「内田ラジオアマチュアショールーム」 ここも必ず立ち寄る店だったが、今回行ったとき、何やら店の商品の整理をしていた。家に帰って、ラジオセンターのサイトをみたら、店の名前が「池之谷ラジオ」に変わっていた。どうやら経営者が変わったらしい。内田ラジオは名物おばあちゃん、内田久子さんで有名な店だった。下の写真の本は昨年の7月に店にいた内田さん本人から買ったもの。引退はやはり店に出るのが年齢的にきつくなったということなのだろうか。残念だ。
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 他にもある。これは先月(7月)のことだったが、ニュー秋葉原センターの「国際ラジオ」が無くなっていた。帰ってからネットで調べたら閉店したのは5月だったらしい。この店も結構好きだった。典型的なジャンク屋で、たまに行ったときに、掘り出しものが見つかるのが楽しくて、巡回のコースに入れていたのだった。

 秋葉原がどんどん変わっていく。有ったものが無くなっていくのはさびしい。グーグルのストリートビューにかつての国際ラジオがかろうじて写っていた。日付は2014年4月になっている。もうしばらくしたらこの写真も更新されてしまうだろう。
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 国際ラジオがかつて有った場所に今回行ってみたが、改装工事で綺麗になっていた。新しいテナントが入るのだろう。近くではメイド姿の女の子がビラを配っていた。悲観的なことをいつまでも言っていても仕方がない。変化は変化としてポジティブに捉えるべきだと思う。・・・・・とは言え、メイド喫茶に行ってみようという気には、とてもなれないけど。(笑)

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