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広島の旅(5) 安芸の宮島 [雑文]

 今回の旅行では、初日と二日目に天気が良くないことが週間予報であらかじめわかっていた。ただ、当初、僕が職場復帰を4月に予定していたため、旅行に行くのであれば3月中に行き、余裕をもって復帰しようと考えて、結果3月18、19、20日になったのだった。最終日3月20日は、予報の通り、雨が上がった。

 行先は、あの有名な安芸の宮島である。安芸(あき)とは言うまでもなく広島県の旧国名。宮島は、もともと厳島(いつくしま)と言う名前だったが、お宮がある島だからということで、江戸時代あたりから宮島とも呼ばれるようになったという。最近では、「厳島」と「宮島」の使い分け方は明確に決まっていないらしい。

 下の写真はJR宮島口駅を降りて、フェリー乗り場に向かう途中である。ラブラブで手をつないでいるように見えるが、実はそうではなくて、お袋が歩くのがしんどいから親父につかまっているのである。僕と歩くときは僕のリュックにつかまったりする。いずれにせよ、適度に休ませてあげれば結構歩けるのだ。
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 さてフェリーに乗って、一路、宮島へ。
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 島でフェリーを降り、厳島神社へはタクシーで行った。歩いても簡単に行ける距離なのだが、これはお袋の足のコンディションを考えた措置。まずはあの有名な大鳥居。
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 島にはあちこちに鹿がいる。ただ、同じ鹿でも奈良公園の鹿は鹿せんべいが欲しいから人間に寄ってくるのに対し、宮島の鹿は人間に全く興味を示さず、目も合わせず、ただ単に人間のもっている荷物にのみ興味を持ち、それを目がけてノッソリノッソリ近づいてくる。神鹿(しんろく)とは言え親しみがわかない。
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 本殿はこんな感じ。「もともと小さな宮しかなかったところ、平清盛が、天皇に嫁いだ娘の徳子に皇子が授かるように祈って立派な宮を建てた。その後、たくさんの人が参拝に訪れるようになった」と「広島昔ばなし」(土産屋で買った小さな本)に書いてあった。歴史の本の中に出てくる平清盛には「平家に非ずんば人に非ず」とか言っちゃって(注1)、結構なワルのイメージがあるが、意外と良いことしているではないか。(笑) 世のため人のためを思ってやったというよりも、どちらかというと自分の家のことだけを考えてやったんじゃないかと思うが、どっちにしても、結果的に多くの人を感動させるものを作ったことは偉大なことだと思う。

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昼食はカキフライ定食。
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午前中はやや曇っていたが、午後はよく晴れた。遠くに見えるのはフェリー乗り場。
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***
(注1)2020年7月1日追記(訂正)・・・この言葉は平清盛ではなく、平時忠の言葉。「此一門にあらざらむ人は、皆人非人なるべし」(平家物語 第一巻 「禿髪」より)

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umashi2015

初めまして。突然のご連絡を失礼致します。

私、HUNTERS株式会社の永田と申します。

すてきなグルメ写真がありましたので、ご連絡いたしました。

この度、グルメブロガーさんをご紹介するグルメ情報サイト

「umashi」を公開することとなりました。

貴ブログは、数あるグルメブログの中でも記事の内容が心に残るものでした。
ぜひ当サイトに掲載させて頂きたいのですが、いかがでしょうか?
(記事の内容をそのまま掲載し、ブログへのリンクを貼らせていただきます。)

まだテスト段階ですが、
http://umashi.jp/
こちらのサイトでございます。


掲載を了承して下さるならば、お手数ですが
こちらのコメント欄か、私のブログのコメント欄にご返信していただけると幸いです。

またお知り合いのグルメブロガー様で掲載しても大丈夫という方がいらっしゃいましたら是非ご紹介下さい。

貴ブログの発展を心よりお祈りしております。


HUNTERS株式会社 永田
mail:info@hunters.co.jp
【長文失礼致します。】
by umashi2015 (2015-07-06 22:48) 

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