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槍ヶ岳に登る(3) [登山]

 下山は、新穂高温泉の方に下りた。この道は、ただひたすら、岩のゴロゴロした道が続き、身体の鈍っていた僕にはきつい道だった。最後の方は生まれたての小鹿状態。下の写真は、モモに力が入らなくなってしまい、階段を後ろ向きに下りているところ。
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(おまけ)
1.印象に残った景色
 常念岳と笠ヶ岳。特に笠ヶ岳の方は、時代劇に出てくる役人の陣笠にそっくりである。
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2.播隆の話
 槍ヶ岳を開山したのは江戸時代の播隆(ばんりゅう)という念仏僧だったそうだ。そのいきさつを題材にした小説で新田次郎の「槍ヶ岳開山」というのがある。家に帰ってから、ゆっくり読んでみた。それで、物語の面白さは、それはそれとしてあるのだが、僕が特に印象に残ったのは、播隆が、槍ヶ岳に安全のための鎖をかけようと奔走したところだった。江戸時代に、このような動きがあったということに、ちょっと驚いてしまった。

 現代の技術で作る鎖は大量生産で簡単にできるのに対し、江戸時代は、鍛冶職人が一個一個、輪をつなげて行くような作り方をしていたと思う。ものすごい費用がかかったはず。大名などの資産家がそれにお金を出そうという動機は投機などではなく、一重に信仰の力である。

 下の写真は播隆が籠って念仏を唱えたと言う、播隆窟という洞穴。
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3.おみやげ
槍ヶ岳山荘で、例によって記念のバッジを買った。
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 それから、てぬぐいが気に入ったので買っちゃった。「槍はココロのふるさと」。(山小屋もなかなかの商人だよね)
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