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カメラの思い出 PENTAX MX&ME [カメラ]

 ひょんなことから、同じプロジェクトのFさんが、大のカメラマニアだということを知った。家に招待してもらい、クラシックカメラを見せてもらった。胸がときめいた。以前、自分もカメラに凝ったことがあったのだ。

 中学生の頃に発売されたアサヒペンタックスのMXとME。MXはフルマニュアル、絞りもシャッター速度もフォーカスも全部自分で合わせるもの。MEは絞り優先の自動露出で、フォーカスはマニュアル。(当時はオートフォーカスなんかなかったから当然)
 どっちもボディとレンズをそろえれば10万円前後の値段はする、中学生には高嶺の花だった。仕方ないので、解説本を買ってそれを読んで満足していた。これが後で役に立つことになる。

 当時、我が家にはカメラというものが、有ったことは有ったのだが、これが全く信用できないカメラで、ろくな写真が撮れず、使う価値は無かった。だから、自分が成長する過程の記念写真は、すべて人に撮ってもらったものだった。

 大学生の頃、家庭教師のアルバイトをして、まず最初に買ったのはカメラだった。コニカのEFJというもの。

名機でもなんでもない、ありふれたコンパクトカメラだったけど、これを使って写真を撮りまくったのを覚えている。当時は、オートバイに凝っていて、ツーリングに行ったときの写真なんかはみんなこれで撮ったものだった。

 就職して、安定した収入が得られるようになったとき、初恋のカメラを思い出した。ペンタックスのMXとMEはもうすでに製造は中止されていたが、中古屋さんで、どちらも2万円以下の値段で取り引きされていたので、2台とも買ってしまった。中学生のときの夢がやっと叶った。

 これでもまた、ずいぶんといろいろな写真を撮ったものだった。当時は就職して、鎌倉に移り住んだ頃だったので、鎌倉の名所めぐり。他に、社内旅行とか、個人的な旅行なんかで活躍した。ちなみに先に触れた当時買った解説本が、このときようやく役に立った。中古品に説明書なんかついてないのが普通だし、当時だったらカメラ雑誌に載っていたであろう情報も、この時点では、無いわけだから。

 90年代に入ってから、京セラからコンタックスのブランドで「T2」というすごいカメラが出た。

 レンズがカールツアイス、ボディはチタン。普通のコンパクトカメラは昔も今も相場はせいぜい3万円くらいだ。デジカメの時代になってもこの相場はあまり変わらない。が、コンパクトカメラとは思えない贅沢な作りで、値段は当時10万円くらいした。このカメラは一眼レフに負けず劣らずのかなりよい写真が撮れた。しかも軽くて携帯に便利で腰につけておいても邪魔にならないので、旅行などイベントがあるときは、専らこれを使うようになり、一眼レフのMXとMEは事実上、引退することになった。
(つづく)


デジタル一眼レフ PENTAX K100D [カメラ]

 とうとう買ってしまった。デジタル一眼レフ。欲しかったんだ~~。電子辞書のクレジットが終わったので、買ってもいいかなと思って。

 17年ほど前かな、カメラに凝ったとき、ペンタックスのMXとME(注1)を使っていた。その頃ミノルタのα7000が出て、一眼レフはオートフォーカスに移行する時期だったんだけど、中学生当時の憧れが根強くて、これにこだわってわざわざ中古屋で捜して買ったのだ。
 この頃に買ったレンズが広角から望遠まで結構ある。このレンズがそのまま使えるというので、今度もペンタックスにした。
 本体は、K100Dという、最近出た、手ぶれ補正機能がついたもの。それからレンズは、ペンタックス純正の50mmマクロレンズ。これは、プラモの製作工程でどうしても小さいものを接近して撮ることが多いので、これにした。

(注1) MXとかMEを知ってる人は相当なカメラ通だと思う。何しろ、僕が中学生に頃に出た機種だからざっと30年前のもの。

 さて、テスト撮影。お宝のミッフィーのぬいぐるみ。

 これは、以前、出張で九州に行ったときに乗ったJAS(日本エアーシステム)の機内販売で買ったもの。CAのお姉さんが、お土産に、と売っていて、どういうわけか欲しくてたまらなくなった。しかし、大の男が「ミッフィーちゃん下さい」などとは口が裂けても言えない。そこで、結婚もしていないのに、いかにも子供のお土産であるかのように装い、「おねえさん、そのうさぎのおもちゃ下さい」と、ファンシーキャラクターの名前になど、とんと疎い男を演じ、「これは俺のものじゃないんだ、子供のお土産なんだ」と、お姉さんに目一杯アピールして買った、思い出の品だ。JASがJALに統合された今となっては、もう手に入らないお宝になってしまった。マニアは欲しがるだろうな。
フッフッフ( ̄ー ̄)☆

 使ってみた感想。なにしろ楽だ。いい写真が簡単に取れてしまう。レンズが明るいので暗いところでも、ストロボなしでかなり明るく写ってくれる。フォーカスもマニュアルで好きなように操作できる。露出も絞り優先、シャッター速度優先が自由に選べる。このフレキシビリティは、ほとんどフルオートになってしまったコンパクトカメラにはないものだ。

 ただ、ブログに掲載する写真は、解像度を落とすので、いまいち、良さがわかりにくいかも知れない。



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