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石油ストーブのメンテ [雑文]

 以前から愛用してきた石油ストーブがある。買ったのは、2011年の12月。ちょうど今から10年前、震災の年だった。(注1)メーカーはGreenWood、型番は「GKP-P243N」というもの。小さくてデザインも良く、気に入っている。

 このたび、これのメンテを経験した。面白かったので紹介したい。(2018年末に火が点かなくなって以来、放置していた)(注2)
 以下に、今回やった作業(=交換用の芯の説明書に書いてある作業)を順を追って書く。実は一発で終わったわけではなく、ちょっと試行錯誤があった(注4)のだが、最終的にやったのは、結局オーソドックスな「芯の交換」と古い灯油の廃棄である。

まずストーブ外観。
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給油タンクを外す。
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燃焼筒を外す。
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底部のネジを4本外す。
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ツマミを外す。
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心臓部が露出。
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点火用の電池を外す。
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点火ユニットを外す。
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中に入っている灯油は黄ばんでいる。(3年前のもの)
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このナットを外す。
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芯が露出。先端にタールが付着して固まっている。
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芯を固定金具と一緒に外す。
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内部を掃除する。(拭き取りやゴミの吹き飛ばしなど)
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芯の取り付け金具。
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芯がスライドする中心部のタール汚れを紙ヤスリで落とす。
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新品の芯。
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取り付け位置は、説明書参照。
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中心部に取り付け。あとは、逆の手順で組み上げるだけ。
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無事に点火した。(注3)これは最大火力。
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適正火力。
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右の瓶は、中に入っていた古い灯油をスポイトで吸い出したもの。だいぶ黄ばんでいる。左の瓶は、新しく買った灯油。こちらは水のように澄んでいる。(原油高のあおりを受け、灯油は1リットル115円だった)
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【学んだこと】
1.前のシーズンの灯油は使わず、販売店で引き取ってもらうこと。
2.古い灯油を使うと芯にタールが蓄積しやすいこと。
3.ポリタンクは5年で交換すること。
4.芯の交換作業は意外に簡単だということ
5.石油ストーブの消耗品は芯だけだということ。
 新しい良質の燃料を使うことが芯を長持ちさせる、つまりストーブを長持ちさせるコツのようだ。今までは前年の古い灯油を、気にせずに平気で使っていた。まあそれでも7年もったということは、今回新品にしたのだから、この先は新しい燃料を使い続ければ7年以上はもつだろう。

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(注1)
参考ブログ記事:「灯油ストーブを買った」
https://shonankit.blog.ss-blog.jp/2011-12-26

(注2)いきさつ、あれこれ(メモ)
・2011年当時、書斎のエアコンが老朽化していて、暖房のときだけひどいノイズが出るようになっていた。また2011年の震災のときに計画停電騒動があって、電気だけに依存するのは良くないなと思って、同年12月に、このストーブを買ったのだった。それ以来、冬になったら暖房はエアコンではなくストーブを使っていた。
・2018年6月、老朽化したエアコンが冷房、暖房両方ひどいノイズが出るようになり、新しいのに買い換えた。
・2018年の年末、愛用のストーブは調子が悪くなり、火が点かなくなってしまった。ただ、エアコンを新調したばかりなので、こっちで間に合わせた。
・その後「電気だけに依存するのは良くない」とずっと思いつつも、つい億劫で何も対応しないまま、3シーズン(2018年、2019年、2020年)をエアコンで過ごしてしまった。今年2021年、ようやくメンテにチャレンジしたという次第。

(注3)おまけの動画。点火ユニットの動作
https://youtu.be/StpyBxmKFRQ

(注4)新品の芯を買う前に、一度、古い芯の先端を1 センチ程切り取って、新しい部分を露出させてみた。そしたら一時的に着火はしたが、数日でだめになった。結局、芯の中にタールが深く入り込んでいて、少し切り取ったくらいでどうにかなるようなレベルではなかったということである。


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